

30年経ってもまったく笹錦は歳をとらない。

※30年前の圭子。
ゆく川の流は絶えずして…
しかも もとの水にあらず
淀みに浮かぶ うたかたは かつ消え かつ結びで 久しくとどまりたる例なし
世の中にある人と栖と
またかくのごとし
……そいつが いつ生まれたのか 誰も知らない…
※主に高校時代、いわゆる青春時代にはたくさんの人が人生や世の中について真剣に考えたりするのだが、大人になって社会に出てしまうと、いつか死んでしまうという現実を忘れ日常を浪費していく。
いつまでも変わらない幻の日常。
今の漫画の半分以上がこのニーズに応じている。
笹錦だけは年をとらず、終わりも始まりもない。しかし、回りには死がある。
処女性を重んじたりするも彼の目に戯れ事と映り、周囲のヒンシュクを買う。
しかし漫画はわかりやすくなきゃいけないね(笑)すいません、わけわからない漫画で、でも四年ごしの伏線もあるんで最初から見ると分かるかもしれませんよ。
作者江川達也の言葉である。
この作品は彼の処女作である、でも青年雑誌掲載だったため、大人じゃダメだ!頭がもう固くなった層に見切りをつけ、少年誌に移行する。まじかるタルルートくんを連載。
私は「BE FREE!」が好きでした。笹錦が無口になってくのがよくわからなかったけど…無口になればなるだけ私は寂しかったけど。笹錦の得体の知れない感じは出てましたが。
最後を投げ出すことで有名な江川達也も、ちゃんと最後まで描いたと思います。〔ゴールデンボーイのラスト投げ出しにはムカツキました〕
スケベを描いたのは本宮ひろ志のアドバイス。
スケベは売れる!スケベを描けと。
スケベがなくても面白いのに。
むしろなくしてほしい(笑)娘がいるから堂々と読めないの(笑)
女性キャラも可愛
お気に入りは無邪気な長谷川マミちゃん

利用価値有りの杉浦美雪


江川先生…若い(笑)

終わり