タイトル通りアガサ・クリスティー小説[そして誰もいなくなった]を意識した作りになっています。アニメオリジナル作品です。
私もアガサ・クリスティーの小説[そして誰もいなくなった]を買って読みました。当時小学生だったのになんでアガサ・クリスティーのパロディーと知ったのかは忘れてしまいました。
このことから見立て殺人の話しが好きになりましたね。
うる星やつらでは『Who Killed Cock Robin 誰が駒鳥殺したか』
という歌が使われてました。
孤島に行き連続殺人が起こります。
うる星やつらといえば、ギャグや学園バタバタラブコメのイメージが強いのではないかと思われますが、とってもシリアスな作品になっています。(最後はギャグですが…)

温泉マークが進行役!?です。普段よりもグッと知性的ですね。
私がこの作品を1位に選んだのは、ミステリーな雰囲気がやはり好きだからでしょうね。
作画もとても綺麗でした。
ミステリーが好きな方は、うる星やつら云々にして楽しめる作品なのでは?と思います。
オルゴールから流れる[誰が駒鳥殺したか]とても素敵な曲です。死体(本当は睡眠薬などで仮死状態) も一つ一つが芸術的です。

ラムも亡くなる設定なので賛否両論もある作品ですが、お風呂でのラムはとても綺麗でしたし、あたるの本心も分かり、あたるのオデコから流れる一筋の血も涙に見えます。最後の面堂による謎解き解説もいいですね。品が漂う傑作です。
※余談ですが、DVDが出来る前まではテレビシリーズはLDしかありませんでした。それは高くて、とても手が出ませんでしたので、オリジナルビデオの[了子の9月のお茶会]でこの話しが一部分入っていたのはとてもありがたかったです。
このオリジナルビデオはクラシックの使い方も良かったですね。