娘が、じーっとステーキ肉眺めて
娘「凄いね~。1700円だって~。」
私『食べたいのかい?無理だけど……(笑)』
肉コーナーから離れ、ウロウロしながら話しました。
私『さっきの肉みたら思い出だすね。あれ、なんとかのオムレツと一寸たらずのビフテキだっけ?』
娘「一寸じゃ小さすぎるよ~。しかもたらずって(笑)三寸くらいかな?(笑)」
私『あっ、そうか(笑)オムレツは何だっけ?』
娘「雑巾ほどあるオムレツだよ。」
私『よく覚えてるね!食べたいわ~そんなオムレツ、ほくほく~。笑』
娘「そこが特に好きなとこだったから(笑)」
何を話しているかというと、宮沢賢治作『オツベルと象』のワンシーンでした。
中学一年の国語の教科書に掲載されています。

帰って来て娘は教科書を見ました。
娘「ごめん、三寸じゃなくて六寸だった」
※六寸とは約18センチメートルです。
私『わ!それは大きいビフテキだね。オツベルときたらたいしたもんだ(笑)』
ビフテキって言い方がいいですよね。
中一国語の教科書には私が好きだった草野心平の『河童と蛙』も載っていて私は嬉しいし、懐かしかったです。
るんるん るるんぶ るるんぶ るるん。…
立った。立った。水の上。…
ぐぶうと一と声。
蛙がないた。
おわり