本棚を眺めて | なないろDreamer

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下駄履きの生活者ブログです。

昨日は実家に行きました。最近は土曜日か日曜日に実家に行ってるけど、一週間ってあっという間だなぁと感じています。
いつもは、そんなに長くはいないんだけど娘が昼寝しちゃって私は父の部屋に並んでいる本を眺めてました。
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『車寅次郎の不思議』がなんだか浮いてます(笑)確か私が買ってきたのでした。20年くらい前に『磯野家の謎』というサザエさんちの解明本が出て流行り、そのあとやたらに似たような本が出たものでした。

懐かしいなぁ。と思いながらまた色々見ていると、
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ルキノ・ヴィスコンティの本がありました。
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やはりベニスに死すのタジオは美しい。神的美少年ですね(笑)
ヴィスコンティのベリッシマを、最近見た知人が結構良かったと言っていたので、ベニスに死すの他作品も見て見ようかと思いました。

私が好きな小説、大槻ケンヂ作『グミチョコレートパイン』のチョコ編に美甘子という美少女が出てきますが、その少女は どんな本を読んでいるかで、その人にどれだけの値打ちがあるか信じています。
人よりたくさん本を読み、映画を観ていることが彼女のアイデンティティーだったから。

友人の棚には当代ベストセラー作家の代表作ばかりで今売れている本が『いい本』であるとされ、書店の隅に眠る本には気付くこともない。本は自分のアンテナで選ぶという基本を忘れた『バカ』である。

父の本棚を眺めていたらその一節を思い出し 帰ったらグミチョコレートパインをチラリと読みました(笑)
では この辺で。