
~最後に自分を許すのは、自分。
最後に自分を救済するのも、実は自分だ。
私はそう思っている。
なのもかも、命さえもお金に換算されてしまう、この世界で、生きていくのは、とても疲れるし、しんどいことだ。
できれば樹のように、静かに生きたい、そう思うかもしれない。
でも、人は樹に学ぶことはあっても、樹になることはできない。
人は人だから。
動きまわって、考えて、消費して、生きていくしかない。
一本の樹と同じように、生き物として私も地球に存在している。
それ以上の意味を問うことをやめた。
私は存在し、表現したいと望んでいる。
それがすべてだ。
この生き難い人生を生き抜くために、カミ様はたぶん人間に、子供時代とそれに続く思春期を与えてくれているのだと思う。
生命の塊のような時代を、人はみな心に秘めている。
だから、どんなに呪縛が強くても、封印は必ず解かれる。
たとえ今、流れる血は眠っていても、その血はいつか必ず目覚める。
地下鉄の
鉄骨にも
一本の電柱にも
流れている血がある
そこでは
血は
立ったまま眠っている
~『いつか森で会う日まで』より~
田口ランディさん。
田口ランディさん、好きすぎて。
もう、そのご著書はほとんど読んだかな?と思っておりましたが、図書館でみつけてしまいました。
田口さんの屋久島紀行の物語?ドキュメント?
分類はわかりませんが、山下大明さんの写真がまたすごいんです。
田口さんの文章から立ち上る、湿度、草いきれの強い芳香、あまたの緑色、雨、水滴、涙、心、魂、肉体、エロス、、、
この文章と寸分の狂いのない写真。。。
私は好きな作家さんができると、その人のすべての作品を読んでみたくなります。
その人の深度みたいなところに共鳴して、夢中になり、ため息をつく。
はあ、、すごい。。と。
どうしてだかわからないのですが、このブログは本ジャンル?かなんかにいつの間にかなっているんですよね笑
設定した記憶が全然ない。。
で、最近、あんまり本を読まないので、感想もないし、好き勝手なことを細々と書いていましたが、久しぶりの田口ランディさんでした。
田口ランディさん。。
ほんと好き❤❤❤