二人の魚座満月物語 | シン・135℃な裏庭。

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魚座生まれの息子と親友。

予定日より一週間も遅くこの世に誕生した息子と親友は生まれた産院も一緒で、五日違いだから、1日は共に産院で出会っていることとなる。(後に母親同士で驚愕する)

つまり、親友のお誕生に合わせて誕生をコントロールしたとしか思えないほど、後の繋がりの深さと愛情を見ているとそう母親二人は夢想している。

初めて?2回目の出会いは息子が3才半から入園した保育園で。

途中入園で、泣いてばかりいた息子に異変が訪れたのは、先生から、一人の子を異常に溺愛していると教えてもらった時。

名前はKちゃん。小さな男の子。他の子と一切交わらない不思議な子。その子に息子は夢中になり、何があっても側を離れなくなってしまったくらい好きだったみたい(笑)

学年最後辺りに生まれた魚座君たちは、他の子より幼くて独特だった。

言葉が遅くていわゆる多動を疑われていたKちゃんのことを親の心配をよそに、後に息子はこんな風に言っていた。

『俺はKちゃんの思っていること全部わかってたよ』

そんな二人は小学生から別々になったにもかかわらず、独特の絆は揺るぐことなく続いていく。

優等生タイプと全く異なる二人は、様々な困難に恐らく直面していたであろうが、二人はお互いを一度も否定することなく、心の太いパイプは繋がれている。

中学の時は、打ち合わせしたわけでもないのに、運動オンチの二人は共にラグビー部に入部していた。本当に驚いた。試合で会う度に、ライバル校でも試合が終わると愛らしくじゃれている。

同じ高校をめざして頑張っていたが、息子が落ちて、運命はまた、二人を離したが、相変わらず独特の絆は変わることはなかった。

お互いに、本当に心から好きなんだというのは、羨ましいくらい漂う。

高校を卒業して親と同じ仕事を始めたKちゃんは、多動だ、発達障害だとのたまった教育業界をあっさりと追い越し、誰よりも礼儀正しく、仕事熱心にがんばっている。少し親思いすぎじゃないかと心配するほどである。

そんな、二人は久しぶりに今日ふらっと遊びに行くという。

相変わらずマイペースで準備する息子のありのままを受け止めて静かに待つKちゃん。

ありのままを受け止めあう安心感。

どこに行くのかとたずねたら、

海に行くという。。





魚座の満月に、魚座の二人は、ナチュラルに海に遊びに行った。、

二人の絆は、このシンボルのように結ばれているんだろう。

幼いころから、羨ましいほどの絆で結ばれた二人は満月に何を見るんだろう?