
明けましておめでとうございます。
『成功した田舎』と『淀んでしまった田舎』とあるなあ。。その差ってなんだろう?とずっと雲を掴むような、空を読むようなことに興味があったのです。
年末からのひょんな導き、ご縁により『成功した田舎』でお仕事をさせていただきました。
全国的にもかなり有名になりつつある、数年前には道の駅の売上げが全国一になったとかいう噂の場所です。
成功、不成功という二元論でざっくりくくって申し訳ないのですが、ナニが違うのか?が知りたいから。
この考察の基準は『肌』のみです。
肌感覚で知覚したこと。
同じような山や海や畑や田んぼがあちらこちらに広がっているのに、妙な暗さとポカポカした陽気を感じる気配?
それは、その場所の大地からもたらされるエネルギーのようなものでしょうか?
私はこの場所で働いて、本当に楽しかった🎵
街中で働く人、街中の枯渇しまくったエネルギーの奪い合いのような供給量のなさに酸欠になりそうな空間とは全く違う種類の人々。
ビックリするくらい働き者の老若男女、異国の人々。
しかし、ものすごく親切で温かいやりとり。。
コンプライアンスに縛られてコミュニケーション不全に陥った街のサラリーマン。
コンプライアンスなんてないけど、ごく普通に人を傷つけない土の人々。
女性は健やかな笑顔の美人が多く、男性はおしゃべりではないけれど、体を使ってよく動き、控えめだけれどとても優しい。
ああ、こういう人々となら、理想の世界が築けるんではないだろうかと、予感さえ起きた。
この土地には豊穣なる暖かな母のような女神が染み渡っているなあ。。
そうして、その母に育てられた子供たちなのだな。この素朴で暖かな人々は。
そして、長い長い年月、遠い昔の先祖から、その土地に畏敬の祈りを捧げてきたにちがいない。
その感謝ともいえる純朴な祈りが幾層にも重なりあって、そこの土地に漂う。そして、見えないけれどもその曾ての祈りの中で作物がなり、人が生かされている。。
成功した田舎とは、土地の女神とそういう先代の積み重ねによるところが多いのではないだろうか?とボンヤリと答えらしきものが空を泳ぐ。
自分一代限りではなく、なにもできなくとも、純朴な祈りが数千年、数万年と活きているのなら、まだ観ぬ未來の為にも細やかな愛をその場所に置いていようと思う。
自分の息吹が遠い子孫のエネルギーになるって、すごくステキなこと。
ここの場所の祖先様は、今も素晴らしい子孫を守り続けていらっしゃる。。
魅力のある場所って、その両方が上手く発酵しているんだと、そんな風に感じましたね。
