ぐずぐずしてはいられない。ウサギにやるパセリを庭に摘みに行って、その日の午後に結婚してしまった娘を知っているのでね。だから、あなたも気をつけて、ではさようなら。
（シェイクスピア『じゃじゃ馬ならし』より）
写真の円形に咲く花は、パセリの花なんです。
面白いでしょう？この規則的な惑星の配列のような、並び。。
観察の結果、一番の外周は必ずキレイな配列の８本でできているのです
８角形ってやつかな？女神のシンボルだね
（因みに、この花は西洋パセリです）
パセリは私たちにもっとも馴染み深いハーブですか、
ギリシャ神話の中ではパセリは（死の使い）という意味をもつ幼児アルケモラスの流した血から生えてきたと言われているそうです。
ギリシャ人は、結婚式に、付き添う若い娘の花冠にはパセリの葉がよくつかわれるらしく、一方で（忘却のハーブ）ともいわれ、墓石や、亡骸を飾るのにも使われていたそうです。
薬草のことを調べると、必ず、めでたいとされることと、死ということとの両方に関わる、効果効能、言い伝え､魔力、、があることに気がつきます。
現代の私たちからみると、、
どっちやねん！！
ってなりがちだと思いますが、そうではなくて、生も死も、喜びも哀しみも、断絶されたものではなく、もっと一体であったようなおおらかな感性を持っていたのだと思います。
思えば、死をくっきりと意識していたほうが生が濃厚になります。
自分にとっての優先順位が明確になり、心の軸が定まるような輝きを手にすることができはじめるように
何で、刺身にパセリがついとーか、知っとるや？これは、ただの飾りやと皆思っとるやろーけど、違うんや。パセリはな、毒を消してくれるんや。生物であたらんようにしとるんや。
昔の人はすごかの。ちゃんとこういう知恵をもっとったんやな。。
だから、パセリは必ず食べとけよ！
（亡き父の言葉より）
忘れられない父の教えです。
そういえば、父もハーブに興味があったんだなと、今、気づきました。
田舎から用事で福岡に来た時、私と待ち合わせした時間まで、父はどこにいたと思います？
三越の食品売り場の珍しいハーブ？売り場を嬉々として廻っていたそうです。瓶詰めのがあるでしょ？あれ。
田舎のスーパーでは、探しても探してもないのが、ここはたくさんあると、数種類のスパイスを購入してました。
これでマリネを作るとうまいんや🎵っていってね。
懐かしいです。
私にとっては、パセリは忘却のハーブではなく、思い出のハーブです
ほっといても花が咲くぐらいわんさか育ちましたので、私にとっては必要なハーブなのでしょう。
（パセリはな、ただの飾りじゃなかとぞ。。）
はい。いつも料理に散らして食べてるよ。
記憶に残るってことは、必要だから残るって思うのです