仲間を待つ。兄に聞いた。カラスは夕暮れ巣に帰る時に、途中で旋回したり、木に留まったりして、仲間を待っているんだと。なんて、優しいんだろうかと、感動した記憶がある。思考は遥か人間に及ばないはずなのに、動植物というのは、ナニかの導きに素直であるが故に、私達が見失ってしまった途方もない優しさをみせる。ということは、人も、まっさらで素直であれば、その導きに促されるままの心であれば、途方もなく優しい存在であるはずだ。ほんとうは。。。