わたし、あの番組で今でもしびれてやまない回がありまして。
それは、元大関・千代大海さんの回なんです。
それでね、大分の手のつけられないほどのワルだった千代大海さん(実際、中津の友人に聞くとガチの有名人だったらしい
中津と大分って距離があるのに
)がお母さんに連れられてはじめて千代の富士さんに会った時、向かうとこ敵なしの怖いもの知らずの自分が、親方と目があった瞬間、
蛇に睨まれたカエル状態になったこと。
金髪そりこみリーゼントできめた髪をその足で最寄りの床屋で丸めたこと。
母親が預けた自分を一度も振り返らず参道を歩いて帰っていく後ろ姿。
あ~人生がはじまる。☆
って思ったこと。
その場所が‥‥‥‥


福岡の鳥飼神社なんですね♪
ここがまったくうちの近所で、冬場所の時に九重部屋がきているのは知っていたから、オーラの泉で千代大海さんが話されていたシーンが、映画を観るように映し出されて。

そしてなにより私の魂を射ぬいてしまったのが、
亡き千代大海さんのお父様の想い。
千代大海さんが小さな頃に離婚されていて顔も知らないらしいのですが、
生前は(前世も含めて)どうしようもない暴れん坊タイプ?で、あまり周りのお役に立てなかったことをひどく悔やんでおられるとかで、
千代大海さんを熱烈にサポートしているんだとか。
怪我をしても治りが早いでしょ?と。
『俺は骨になる』
そう言ってるし、そのぐらいのキモチであなたを支えてると。
私ね、なぜかこのお父様のところで、魂を射ぬかれました。
グルグルとコイル状に回転しながら私の胸の中心に刺さると私の中心がびーーんと弦楽器のように震えるんですよね。
この震えが起きると時空間を越えたような感覚になるんです。
感動というか‥感涙というか‥法悦というか。
昨日、ホントにふと、何かの弾みで思い出して、YouTubeで観ました。
実はこんなに近所なのに、こんなに感動したのに今までで一度くらいしか参拝してなかったな~と
超絶カッコいい九重親方がご存命のうちに一度稽古を見たかったな~と
今日、参拝に行きました。
折しも、彼岸で明日は春分の日。
小春日和に恵まれた神社には、知らないことがたくさんありました。
社内には千代の富士さんの若き日の写真が。
お持ち帰りできる美肌の湧水があったり。
そして農家の人が野菜や卵を販売していました。
毎週日曜日にきているそうです。
野菜と産みたての卵を買うと、なんとひきたてのコーヒーを淹れてくれるではないですか♪
美肌の水をその場で沸かし、モカを豆から一杯分ひき、お湯をカップに入れて温めることまでしてくれるんです。
美味しかった~ほんとうに。
簡易テーブルにはそこで仲良くなった人が座って愉しげにコーヒーを飲んでいます。
ベニシアさんの動画の中に、京都のお寺で月に一度の手作り市をやってるのがあるんですが、もうそれが楽しそうで楽しそうで(笑)
こんなふうに神社の境内で、手作り市なんてやったら、すごい賑わいになるんじゃないのかな?楽しいと思うな~私なら毎回行くね♪
と楽しい妄想を働かせていました。
いや、働かせていたというよりは、勝手に浮かんでいました。
千代の富士さんと千代大海さんの運命の出会いの小さな素朴な木洩れ日ふる境内のお話でした。☆
この話が嘘かホントかなんてどうでもいいんです。
ただ、私の胸の中心がびーーんと震えた。
それこそが真実であり、私のナニかを動かす力なのです。
人が私のために淹れてくれた暖かい珈琲のように。☆