『バカな苦労は不要です。
素直で正直でさえあればよいのですから。
自分を偽ることになったのは、私たちだけの責任ではなかったはずです。
私たちはやむなく自分を防衛することを覚えたにすぎないのです。
自分をいじめる必要はありません。
自己防衛をはじめたあの時に戻り、傷ついた自分をやさしく認め、許し、怒りがあれば、出してあげることです。
わだかまりや無念な気持ちをわかってあげて、自分をリラックスさせてあげましょう。
そして、
『もう弁解をしないでもいいんだよ』
『自己防衛をしないでもいいんだよ』
と教えてあげて、再び自分の人生を歩み出すことです。
そうしなければ、私たちはこれから何年生きても、オバさんになっても、おばあさんになるまで、自分の人生を持つことのないまま、つまらなく、不機嫌に、ただ生きていく以外にないでしょう。
本当の自分の心で、自分の正直な気持ちで人生を生きなければ、たとえお金があろうと、たくさんの友人に囲まれていようと、地位があろうと、すべてがむなしいはずです。
何も立派に生きる必要はないのです。
本当に立派な人が立派に生きることはよいことでしょう。
しかし同様に、立派でない人が自分を立派でないと認めて、立派でなく生きることもまた素晴らしいのです。
他人の目標はあなたの目標ではないのです。
面白い何かがどこかにあるのではなく、あなたが面白いと思うものが『面白いもの』でよいのです。
あなたの望みでよいのです。
あなたの感じたままでよいのです。
あなたを表現すればよいのです。
そのままのあなたを伝えればよいのです。
『あなた』がよいのです。
他人になろうとしたから、おかしいことになっただけなのです。』
『自分の素晴らしさに気づいていますか』より。☆
マドモアゼル・愛さん。☆