珍しく夜街を歩いていて
仕事先のお店の前を通りすぎるとき、歩きながら明るい店内を眺めた。
そこのお店は私が大好きなお店。
スタッフも好き。みんなのエネルギーも好き。だから、私もそこをよくしたい。商品は売れるかどうかというよりも、種を植えた畑を手入れしたり、日光に当たりやすくしたり、手をかざしたり添えたりして私の優しいエネルギーを入れたり、花が咲いたらキレイに並べたりとか、そういう感覚で仕事をしている。
だから、思い入れのある大好きなお店。
ふと窓越しから遠くに担当者が見える。
いつもせっせと働いてる人。
相変わらずよくがんばってるね~
私は思わず微笑んで見つめた。
そうしたら、その人、ふと、目線をこっち側に向けた。
ほんとうに、ふと。って感じで。
もちろん、こっちは暗い外であっちは明るい店内だから、私に瞬間的に気がつくことはないけど、
なにか、ふと。ふと。
顔をあげたんだな♪
よく、私もふと。っていう瞬間がある。
そのときは、こんな風に、ダレかが、ナニかが、私のことを想っていてくれてる瞬間なのかもしれない。
それは、姿あるもの、なきもの、かかわらず。☆
新月の真空のような濃紺の星空の中と、煌めく店内のコントラストの空間には、確かに呼応するものが美しく瞬いた。☆