「大小多少、報怨以徳」(小を大とし少を多とし、怨みに報ゆるに徳を以てす) | シン・135℃な裏庭。

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引力があってこそ、生命は自由な躍動を体得する。草花は枯れ果て、木々は葉を落とし、死んだように見える冬にこそ、自然界は生命のエネルギーを強化する。

土に落とされた種子が、もしも落とされたことで、未来を恐怖するのであれば芽はでない。

落とされた意味を疑うことなく、その寒さと暗さを受け入れるからこそ、輝かしい花を咲かせることができる。

宇宙は常に創造を前提に、厳しさや崩壊を存在に与える。

陰があるのは、陽を生じさせるためである。

人間も大愛に生きる大人物ほど、大変な過去を乗り越えているものだ。

天につながる心となれば、自身に与えられた負荷が、何を生み出すためなのか、わかるものだ。

檜はまっすぐに天に向かって生長する。

引力を受け止めるからこそ、それに正反する力を得る。

真の信念はそうして生まれ、真の愛もそうして生まれる。

それが自然界の原理であり、宇宙の原理である。
陰は陽によって生まれ、陽も陰によって生まれるのである。







『タオの法則』より。☆


千賀一生さん。☆