『現実に身をゆだねることは危険だという迷妄のなかで多くの人が悪戦苦闘している。
しかし、この世の営みにとって、人間のコントロールはほんとうに必要なのか?
毎朝、夜あけまえにおきて宇宙に注意をうながさなくても太陽はちゃんとのぼってくる。
海のことなど忘れているときでも潮はちゃんと満ち干をくりかえしている。
こどもに教えなくても、こどものからだはちゃんと成長する。
咲きかたのセミナーなどひらかなくても時期がくれば花は咲くし、いちいち指示しなくても惑星は正確に軌道どおりに運行する。
天体の運行や植物の開花をはじめ、動物、風、陽光などなど、
宇宙は驚異的に複雑な作業を信じられない巧みさでやってのけている。
そして、わたしたちが自分を明け渡すことを恐れている相手は、じつはこの宇宙の力そのものなのだ。』
(エリザベス・キューブラー・ロス/デービット・ケスラー『ライフレッスン』角川文庫)
田口ランディさんの『パピヨン』から。☆

チューリップがあちこちこんにちは♪してきました

ほんと、私もいつもロスのようなことを考えています‥
明け渡すことと、意志を携える分野の線引きというか‥