先ほど、車内のラジオにて水木しげるさんが亡くなったとのこと。
水木さんはわたし、大好きで、ブログでもちょいちょい書いています。
思えば小学生の頃、兄が古本屋で見つけた『妖怪100物語』という本に兄と一緒に引き込まれて、、
あの凄まじい絵。☆
バックの密林なんかの点描画。☆
水木さんの世界観は、生きるということのグロさと畏怖、色気、摩訶不思議さ…
誰もがコマーシャル的な美しさを魅せる中で、異彩を放ち、強烈な魅力として君臨しました。
その作品もさながら、私がもっとも敬愛していたのは、そのお人柄です。
『奇人は貴人』
と、よくご著書に記されていた通り、
人を惹き付けてやまない愛らしく、不動感たっぷりの天然っぷり。
ほんと、お腹の底から愉快でした。
そのひとことひとことの哲学は唸るほど深淵で、
一番好きなのは
『総員玉砕せよ』です。
英雄として戦死した人ではなく、名もなく朽ち果てていった若者たちを弔った作品。
水木さんのこの優しさを私はいつも噛み締めています。
長い激動の時代のうねりを何度も味わった生。
本当にありがとうございました。
大好きです。☆