部屋にいて、くつろぐソファーから、小さな小さな庭が見える。
そこにカリフォルニアローズを鉢植えしていて、枝先に、熟した柿のようなオレンジレッドの花をたくさんつけている。
梅雨時期は、もっとピンク寄りだったんだけど、動物の夏毛、冬毛のように、赤みが強くなったように思う。
で、お昼頃、木々の隙間を縫うように降りてきた陽光に照らされて、そのローズはえもいわれぬ美しさを放つ。
花のオーラに包まれてまるで柔らかな照明となる。
休みの日にしか見れなくて、上手く見れたら、しばらくうっとりとうっとりと眺め続けてしまう。
で、その美しさを撮りたいと携帯をあらゆる角度で向けて撮ってみるんだけど、
不思議と、その美しさが写らない。何枚撮ってもダメ。日を改めてもダメ。
ブログに載せたいんだけどなぁ…(笑)
ふと、思い出した。
私はある時期から子供の写真をほとんど撮らなくなった。
小さいうちは、まあ呆れるほど同じような写真ばかり撮りまくったし、ビデオもまわした。
だけど保育園の行事の時に気がついた。
『まるで見ていない』
ということに。。
レンズ越しに追ってしまうと、記憶に残らないのだ。ほとんど。
写真には写るけど心眼には写っていない…
それから、無闇に写真を撮らなくなった。
大切な《その瞬間》
それは自分の中のシャッターを切る。
思い出は胸の中心辺りで生き続ける感じがする。
カメラに夢中になるとそれが出来ないことに気がついた。
カリフォルニアローズは、そういった種類の花なのかな~
花はもうまもなく終わるだろう。
1日のほんのいっときの柔らかな美しさは、残念ながら写真に撮られることを拒む。
私の心に写してほしいみたい♪

干し柿がめっちゃ美味しくなってました。
さっき食べてみた♪
甘くてしっとり。☆
カリフォルニアローズの散った花びらを添えて写真とりました。
干し柿って、働き者の優しいおばあちゃんの手のような感じするね♪