やつらだって兄弟を守るために必死なんだ。 | シン・135℃な裏庭。

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仕事先の駐車場での話。

とあるお店さんに向かい、入る前に、資料を読んだり、甘いのをつまんだりしたかったので、一番はしっこの線路側に車を停めた。


線路の金網には、蔓草が巻いていて、どんな色の花を咲かせるのかな?という蕾がびっしりついていた。


資料とその蔓草を眺めていて、あることに気がついた。
















スズメバチが山盛り飛んでますでー!



あわわわ‥‥


巣があるのかと、目を凝らしてみてみたけど、どうやら、まだ咲いてもいない花の蜜を必死ですってるっぽい‥



あわわわわ‥‥



珍しいことに蜜蜂とスズメバチと蝶々が、もう渾然一体となって花花を飛び回っている



あわわわわわわ‥‥



電車が通る度に、うわっと車のほうに流れてくる


あわわわわわわわ‥‥



昆虫界最強のスズメバチ。☆


慌てて車の場所移動をしながら、やつらはなんのために存在するのかと考えていた。


















わかんない……………。

ただ、あのこらは全員雌で、この時期、女王バチとオスバチが次世代の為に、ほんの少し産まれる。


もう寒くなるとまったなしに命懸けの交尾期を迎える。


今飛んでいる彼女たちは、


自身の身体のためではなく、身体に食べ物を含ませて、産まれた幼虫の為に、餌を求めて戦いと旅に明け暮れる。


そして、死ぬ。


それだけの為に産まれた女戦士。




生きる意味を問うことさえ恥ずかしくなるほどの健気な姿。☆