『おしゃれな感じにカットしてください!って勇気を持って言ってごらん』
髪をカットしにいく前にあーでもないこーでもないと言いはじめた息子に伝えた。
最近、身なりにすごく気を使いはじめた。
ほんのちょっと前からしたらすごい変わりようだ(笑)
前回のカットを見た私は
『なめてるな(-o-)y-~』
と心の中で思った。
イマイチなルックスの中学生だから、こんな感じでよかろーという感が満ち満ちていた。
『切り直してもらっておいで。』
私は、時々、本当に腹が立つ時がある。
いわゆる、知的障害とか、あまりおしゃれじゃない押しの弱い人のカットなんかが異常に手抜きされているパターンを見たとき。
なんで、数多あるカットの中でわざわざそんなダサいまっすぐの襟足にすんねん!
私はかつてお仕事の一環で、普通のおばちゃんにキレイにヘアメイクを施してドレスを着せるイベントをやっていた。
一番、ダサくておしゃれをしたことがない女性を選んで“命をかけて”美しくしていた。
本当に“鬼”のように集中していた。
アフターは凄かった。
その女性の重い蓋がとれて美しさのキラキラがドライアイスの煙のように流れはじめるのを見たとき、私はいつも感動で密かに涙ぐんだ。
私の携帯、会社の電話、予約がなりっぱなしになっていて、お断りしなければならない程だった。
一番冴えない女を一番上等にする。
その時間は命をかけていたと思う。☆
で、息子ね…(笑)
おしゃれは良いことだよ☆と小さい頃からおしゃれに無頓着だったから歌うように洗脳していた(笑)
人生が冴えないと悩む人は、まずここがひどい(笑)
正直、髪型と服装を少し変えるだけで劇的に変わる。
変わったら楽しい、世界は変わる、少し積極的になる…
それだけのこと。☆
いつの間にか、中身までひねて腐っていって欲しくない。
彼女が欲しい。☆
デートで動物園に行きたい。☆
おしゃれしたい。☆
ムキムキになりたい。☆
自然そのものだ。
ステキに成長中だ。
で、上のような言葉をかけた。
美容師さんだって、おしゃれな感じに♪とか、モテるように♪
なんて言ってくれた方が腕がなるってもんだ。
問題は…
あなたにそれを伝える勇気があるかどうかってとこ。
(勇気を持って。。☆)
帰ってきて聞いた。
言ったの?
言ったよ。
それで いい 。☆