おこたに丸まりながら未来を変える女。 | シン・135℃な裏庭。

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子供が保育園くらいの時、妙に好きなDVD があった。


ドラえもんの映画かスペシャル版。


だいぶ前のことで、内容そのものは忘れたけど、あるシーンをいつもリピートして観ていた。


のび太の亡きおばあちゃんへ会うという所。


のび太はね、またいつものようにお母さんとかからガミガミと叱られ追い詰められてタイムマシーンで逃げるDASH!DASH!


(´∀`)


でね、ついた所は懐かしいおばあちゃんの部屋の前。


もう死んだ大好きなおばあちゃんの部屋をそっと開けると


西日の差すお部屋に丸くなって静かに座っているおばあちゃんがいる。


おばあちゃん!!


あっ!僕は未来の姿で話はややこしい…。


しばらく他人行儀に会話をする。


でも耐えきれずに自分がのび太であると打ち明ける。


『のび太~!嘘をおっしゃい!キー!!』


これがのび太の日常であるからして(笑)


そうくるかと身構えていたら


『そう。のびちゃんなの(*^-^*)』


と、おっとりときたあせるあせる

『おばあちゃんは僕を疑わないの!?』


『のびちゃんが言うことだもの…(*^-^*)』


のび太号泣~~~~


私もついでに号泣~~


息子も涙じんわり~~



それから未来からきた追っ手がやってくるんだけどね、


おばあちゃんは、ボンヤリと知らぬ存ぜぬ(*^-^*)とやり過ごし、未来ののび太を守る。


『のびちゃん、もう大丈夫よ(*^-^*)』



おばあちゃんは、のびちゃんが未来からきたとのびちゃんが言うから信じていた。


仮に嘘だったとしてもそんなことはどーでもええことだったんじゃないかな?



西日のあたるおばあちゃんに息子はいつもぽけーとナニかを奪われていた。


あの頃、私は、日常が大変な時期で、イライラしていることが多かった。

おばあちゃんにより、私のナニかもとろけるような気持ちになった。


息子にも八つ当たりをしていた。(ごめんね…)


だからあのおばあちゃんが好きだったんだろうな♪


最近、殺伐とした事件、一歩手前、そういうギリギリとした状態であるような波動を感じるけど、

もし、彼ら、彼女らの人生に一人でも、のび太のおばあちゃんのような人間が現れたら?


と、よく夢想する。。


恐らく、こんな結果になることはなかったと思う。


彼ら彼女らの人生には、いなかったのだろう。



母性とか父性にふれることがなかったんだろうな。

いたのは結果至上主義の会社と厳しい上司だけ。