もんぺ姿のマスコット。 | シン・135℃な裏庭。

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手芸部の私は(部員数1人)


手芸の魅力を考えるとき

とある一体のマスコット人形が必ず浮かぶ。☆


それは、鹿児島、知覧にある特攻隊の記念館でみた小さな小さなお人形。

10センチくらいの身長かな?


愛するひと?愛する妹?密かに憧れられていた幼なじみ?


とにかく、物資のない時代だったんだろう。


肌着のような布で顔と体をつくって、もんぺをはいている可愛らしい女の子。


はっきりいって、かなり下手だったけど、


彼女のつたなさは、つたないが故に、余計に純粋なキモチが籠められていたように感じた。


今も忘れないということは


きっと、作ったひと、贈られた彼には、深い深い愛情が渦巻いていたに違いない。





私は、自分のつくったものにも、半端なく可愛らしさを感じるけど


ひとの作ったものも大好きだ。


どうしてこう、既製品とこんな風に感じるとこが違うんだろう??


いつも考える。。


その時に、あの知覧のもんぺのマスコットが無言で浮かぶ。。☆




あのマスコットは、散っていった遺品から見つけられたものだったのだろうか?


それとも、突撃前に、置いていったものなのだろうか?



肉体は散ったとしても


あのマスコット人形には

二人の強い愛が、縫い籠められていている。


愛の表現というのは


不出来な手芸品のように

つたなく、幼いものなのかもしれないな。☆








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