光があるならどこでもやれる。 | シン・135℃な裏庭。

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藤城清治さんの光と影の世界展を見てきました。



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開催中日を越えた平日の昼間を狙っていきましたが、


甘かったね♪


すごい人数でしたw(゚o゚)w


藤城さんのことはブログで何回か書いていますが

やはりね、影絵というのはライブでみるとほんとうにすごいわ。


画集や絵本の平面とは違う。


数週間前に「日曜美術館」で特集があっていました。


90さいになって挑んだ宮沢賢治さんの「風の又三郎」製作のドキュメントでした。


藤城さんといえば宮沢賢治♪


というくらいたくさんの作品があります。


賢治が藤城さんを生んだ!というくらい衝撃をうけて感動したそうです。

そんな藤城さん。


もうひとつ地味な又三郎に、いままで画家として想像力を掻き立てられずにいたらしいのですが


震災後の東北を歩き表現するにつれ


猛然と書きたくなったそうです。


そんなことは今まであまりなかったというモデルとなった野原を歩き、又三郎の風を揺れるすすきに見て


本当は寝ていたい日も多々あったけどひたすら製作を続ける日々。


図面をひたすらカッターで切っていくのです。



又三郎シリーズが完成した日、


インタビューで、突然声を詰まらせてなきはじめました。


『作品ができるまで、自分の身体がもつかどうか…』


90さいの藤城さんの命懸けの言葉でした。



今日の展覧会に藤城さんが来福した時のメッセージが壁に書いてありました。


(私はこれからもこの星に生まれてよかったという美しさを書いていきます。)



影絵なら、影絵なら、光があればどこでも表現できると


戦後の焼け野原の日本で人形劇の興行を命懸けでやってきたそうです。



私は、藤城さんの作品も好きだけど


この人から産み出される作品が好きなんだと、そう強く感じました。


だから、なんでもない言葉も作品なんです。


愛犬の交通事故死をスケッチした絵に


「ごめんねごめんね


お散歩に行きたかったのに連れて行ってあげずに

忙しくしてしまってごめんね…」


こんな素朴なコメントまで読みます。


改めて藤城作品に深みを増していきます。自分の中に。。



この人から、産み出されるナニか。。


『この人』そのものに私はたぶん強く惹かれるんだと


今日、改めて気づきました。