ブックオフでフラフラしていたら
中原淳一さんの画集の帯が目に飛び込んできた。
『もし、あなたが昨日よりほんの少しでも美しくなれたとしたら、日本も昨日より美しくなっていくのです』
深いな~~。。☆
なんだろう、底上げされるような牽引力のあるお言葉。
中原さんの乙女本は、本当に愛らしい。
昔の人なのに、(いや、大正生まれであるからこそ)インテリアの楽しさや、お洒落の喜び、女性としてのたしなみが単に男性を喜ばす為だけではなく、いかに取り巻く世界にとって大切なことであるか。
ということを、ノスタルジックでキュートな絵と
古典のようなやさしい優雅なひらがな文字で
女性の中の少女の心を喚起させていきます。
お洒落はいけないことだという戦前~戦後の教育の影響が空間には漂っているし、
そのような潜在感の中で育ってしまった方も大勢いるのは肌で知っています。
そしてそれが天来の幸福感を著しく奪っていることも。
中原さんは、そこを見抜いてますね。
自分の為にするお洒落を躊躇してしまう女性たちへ
あなた一人の、外面、内面、環境への美しさへの渇望は、
けっしてエゴからくるものでもなく、罰せられる悪いことではないのです。
それは、日本を世界を美しく幸せにしていくことと同じことなのです。
あなたが、美しい色彩のストール一枚を巻くこと
道にさいた一輪の花を飾ること
それはそのまま、世界に響くということなのです。
だから、どうぞ勇気をもって。☆
その帯から、そんな風に伝わって参りましたよ♪