ゴミ屋敷のジャミラ。 | シン・135℃な裏庭。

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『試しているのよ。


私がどれくらい信頼できるか。


あの婆さん、頭はイカれてないわ』



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『人間は単純よ。


でも、専門家は単純でシンプルな事が苦手なのよ。


簡単すぎては権威が保てないから。


だから、いじくり回しすぎてわざと病気にしちゃうわけ。』




このセリフは田口ランディさんのご著書、


『富士山』という短編小説の『ジャミラ』から。


イカした心理カウンセラーの女性と市役所職員の微かに壊れかけた男性がゴミ屋敷撤去を成功させるまでのお話。


何十年も溜めに溜めたゴミを撤去させる承諾を得る事に成功しますが、


そのゴミの意味するところと、


ゴミ集めをやめない婆さんの人生が


とても深く描かれていて

強く残っている作品です。



田口さんの本は、ほとんど読みましたが、


現在、手元に二冊残りました。


それが、『富士山』と『被爆のマリア』です。


田口さんは、その昔、インターネットの女王なんて言われていたようですが


この方は、地球と強く結ばれた太古の昔の感性が強く残っている、骨太で肉感的な感じが、逆にしますね♪


魅力的です。。☆