ポニーテールな女。 | シン・135℃な裏庭。

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街中を仕事で廻るとき、

とあるファッションビルの地下駐車場に車を停める。


そこの駐車場は、案内係のスタッフさんが、


皆、若くてテキパキと誘導する。


その中で、1人、すごく目をひく若いお嬢さんがいる。


ご存知のように、地下駐車場は


独特のムッとするような熱気に満ちていて、


この暑さの中、地上の照りつけるような熱とはまた違った


体力を奪うような職場である。


たいへんだ……


そのお嬢さん、いつ行っても


すごくよく通る大きな声で誘導し、


いつもスマイル♪♪


空きがあるかどうかの確認の為に走り回っている。


いつも、感心していたので


『熱いのに、元気ですごいですね♪』


な~んて、お話した。


一度だけ言葉を交わした。


この前、また仕事で停めた。


あっ♪こないだの♪


みたいに会釈した。


帰りに、精算しようとしたら


駐車券がな~~いあせるあせる


お姉さん、走ってきたDASH!

『駐車券なくなったみたいで』


『う~困りましたね…


何時頃入庫されましたか?』


たぶん、いけないことなんじゃないかな?


少し、動揺していた。


『たぶん。〇時頃です』

その時、お姉さん、


急にひらめいたみたいに

『ちょっと、事務所の着信履歴みてきます!


ちょうど入ってこられたころ


電話がかかってきたのを思い出しました♪』


ポニーテールをゆらしながら


事務所へ走った。。


『わかりましたよ!!


〇時〇分です!』


テキパキとその時間で処理してくれた。


駐車券なくしたら、結構な出費になってしまうあせる

そのお姉さんの鮮やかな対応に惹かれた…☆


この蒸し暑い最中、


めんどくさい素振りひとつ見せなかったな…


『覚えてましたから。


嬉しくて☆』


私が、声をかけたのが嬉しかったそうだ。


私も、今日、嬉しかった♪


そして、勉強になった…☆


えらい人の話ばかり聞かなくても、


そこいら中に、ステキな人はいるよ…☆



『また、お待ちしてます♪』


彼女は、にこやかな笑顔で


ポニーテールを揺らしていた♪