藤本義一さんのこと。 | シン・135℃な裏庭。

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もう。だいぶん前…


藤本義一さんのエッセイを読んで、


その中に、忘れられない

素晴らしいお話がありました。


藤本さん、若い頃、


趣味で、狩猟をやっていたそうなんですね。


それである日、山奥へ入って


一匹の立派な雄シカを仕留めたそうなんです。


バーンと打って、


バサーっと倒れた。。


すると、


すぐ横に雌シカが、驚いたようにフリーズしていたらしいの。。


そしたらね、


その雄シカ…


ぐっと顔を上げて、


雌シカに、


「はやく…逃げろ。


いいから…早く逃げろ!」


と、サインをおくって、

瀕死の身体を起こして


藤本さんの前に横向きに

雌シカを守るように立ち、


雌シカが、泣きながら立ち去るまで


見送って、


そして、壮絶な強い眼差しを


藤本さんに向けた後…


倒れて死んだそうなんです。。


藤本さんね。


その凄まじい美しさに


自分が打たれて…


その日以来。


銃をおろしたそうなんです。




このお話ね、私もすごく感動したんだけど


普段の生活で、


藤本さんのことも、申し訳ないけど


思い出すこともなく…


頭の隅にもなかったのに

なぜか、


藤本さんがお亡くなりになる前の日、


車の運転中に、


藤本さんと、このシカの話が


鮮明に浮かんだ…☆


きっとね。


藤本さんは優しい方で


私のようなものにも


意識のカケラを贈って下さったのかな~


なんて、想いました。。

人は万物の霊長なら


このシカより、かっこよく


生きなきゃいけないよね♪


せっかく、藤本さんを思い出したので


ブログにアップすることにしました。。


藤本さん…


ステキなお話をありがとう…☆☆