小学校上がる前くらいかな~
母の仕事がとても忙しい時期だった。
当時、新興住宅街に住んでいて、
どこの家庭も中流サラリーマンって感じでね。
働いてるお母さん♪ってのがすごく少なかったの。
周りの子供たちは、ほとんど近所の幼稚園に通ってた。
だからか、よく仲間外れにされていたのね♪
「可哀想な子」みたいに。
で、近所の主婦の方々も
憐れむように、ひそひそ噂話をするか、
異様に厳しい目で睨み付けるか、
そういう人が多かった。
まあ…私は、変に大人の本心を見抜く目をもっていたから
可愛くなかったんだろうと思う☆
で、よく、ふらふらしていた。
お母さんが帰ってくるまで♪
そんな中でね♪
たった1人、すごく優しい女性がいた。
彼女は母の友人でもあったし、
当時、母のお店の事務員さんをしていた。
寂しくなって、お店に電話すると
いつも面白い冗談を言って、笑わせてくれた♪
たぶん。私の心情を察知していてくれたんだと思う。
家に遊びに行くと、
私の事をすごく誉めてくれて、
ものすごく上手な絵を書いて
プレゼントしてくれたりした♪
本当に好きだったし、
心を開ける唯一の大人♪
っていうより、勝手に開くのよね☆
自分を無条件で受け入れてくれるひとって…☆
時々しか、接触することはなかったけど
それでも充分すぎるほど救われていた☆
本人は、私がそこまで
深い感謝をもっていることに
気付きもしないと想う☆
今も母のもとに、
手書きの絵の入った年賀状が届く…☆
必ず、一ヶ所笑わせるコメントをつけているのは
相変わらず(笑)
その人は、片隅に生きるいち主婦に過ぎない。。
でも私にとっては
永遠に揺らぐことのない
女神……☆
権威なんていらない。