権威なんていらない。 | シン・135℃な裏庭。

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小学校上がる前くらいかな~


母の仕事がとても忙しい時期だった。


当時、新興住宅街に住んでいて、


どこの家庭も中流サラリーマンって感じでね。


働いてるお母さん♪ってのがすごく少なかったの。


周りの子供たちは、ほとんど近所の幼稚園に通ってた。


だからか、よく仲間外れにされていたのね♪


「可哀想な子」みたいに。


で、近所の主婦の方々も

憐れむように、ひそひそ噂話をするか、


異様に厳しい目で睨み付けるか、


そういう人が多かった。


まあ…私は、変に大人の本心を見抜く目をもっていたから


可愛くなかったんだろうと思う☆


で、よく、ふらふらしていた。


お母さんが帰ってくるまで♪



そんな中でね♪


たった1人、すごく優しい女性がいた。


彼女は母の友人でもあったし、


当時、母のお店の事務員さんをしていた。


寂しくなって、お店に電話すると


いつも面白い冗談を言って、笑わせてくれた♪


たぶん。私の心情を察知していてくれたんだと思う。


家に遊びに行くと、


私の事をすごく誉めてくれて、


ものすごく上手な絵を書いて


プレゼントしてくれたりした♪



本当に好きだったし、


心を開ける唯一の大人♪

っていうより、勝手に開くのよね☆


自分を無条件で受け入れてくれるひとって…☆


時々しか、接触することはなかったけど


それでも充分すぎるほど救われていた☆


本人は、私がそこまで


深い感謝をもっていることに


気付きもしないと想う☆


今も母のもとに、



手書きの絵の入った年賀状が届く…☆



必ず、一ヶ所笑わせるコメントをつけているのは


相変わらず(笑)



その人は、片隅に生きるいち主婦に過ぎない。。


でも私にとっては



永遠に揺らぐことのない


女神……☆









権威なんていらない。