父性の背中。 | シン・135℃な裏庭。

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中学生の時に、


「特殊学級」ってあった。


いっこ下のA君。


ひょろっと背が高くて、

色白で可愛らしい顔をしていた。


なんで、そこのクラスなのかは、


友達でもないし、知り合いでもないから知らないけど、


あまり、しゃべらずに、人と目を合わすのが苦手のように見えた。。


時々、


なんだか、派手に暴れていたみたいで


ふらふらと一人でさ迷っている姿が印象に残っていた。


ただ、そんだけ。だった。。


高校に入ったある日、


たまたま休みかなんかで

遊びに行こう♪ってルンルンしていたら、


母が


「あら~今日は、植木屋さんがくるのよね~


お母さんは、ちょっと用事があるから、


あなた、悪いけど、


10時と3時に必ず、


お茶とお菓子を出しといて☆」




え~~~~~(`ε´)



母は、こういうのにうるさい人なんで


反論しても無駄だと思い

渋々家で待機することにした。


女子高生くらいって、


「あら~お茶でもど~ぞ~」なんて言うの、


すごく苦手なんだよね(笑)


(あ~~めんどくさいことになった(-_-))


と、ふて寝していたら、

植木屋さん。来ました。

恥ずかしいから、レースのカーテン閉めていた。

(あれ?今日は、えらく若いお弟子さんがいるのね☆)


植木屋さんとは、長いお付き合い。


いつもは寡黙なおじさんと、


その奥さんでやっている。


で。10時♪


ドキドキしながら、


カルピスとお菓子を出した。



そこで、はっとしたw(゚o゚)w


あのA君だったのだ☆


A君とお父さんは、


ほとんどしゃべらずに


また、仕事をはじめた。

A君は


中学の時からすると


びっくりするほど逞しくなっていて、


お父さんの仕事を黙々と手伝っていた。


二人の間に会話はない。


でも。


目には見えない圧倒的な信頼関係に包まれているのがわかった☆


お父さんは、その背中で

しっかりとAくんを守護し、


Aくんは、お父さんの気配で


何をすればよいか把握しているようだった☆


レースのカーテン越しから


その父性愛に圧倒されて

私は、


不覚にも涙ぐんでいた…☆




留守番していて良かったな。



と、その親子の未来が幸せであることを



祈らずにはいられなかった。。