彼女の働く病院の地下室に
「緊張型分裂症」
という難病にかかった少女がいました。
何の反応もせず、ただ暗い地下室のベッドにうずくまっているだけ…
(回復の見込みなし)
世界から見放され、一言も話さず
胎児のように丸まったまま。。
可愛らしい顔は
やせ衰えていくだけ。。
彼女は、毎日、少女の個室の廻りを掃除しにやってきました。
彼女は、少女になにかしてあげたかったのですが
食事もドアの下から、ほうきの柄で押しながら入れるという状態だったので
何もしてあげることは
できません。。
そこで、彼女は
そこを去る時に
ほうきの柄で
(ねえ。。あなたはひとりじゃないんだよ…☆
少なくとも、ここに気にかけている人間が
ひとりいるんだよ…☆)
と意思を伝えるつもりで
優しく、少女をつついていました。
掃除のおばさんができることは
そのくらい…
ほうきの先ほどの小さなこと……
だけど。
毎日毎日、続けました☆
何週間かたち
小さな変化が訪れます。
死を待つ少女は、
自分でご飯をたべました。
そして、その後も
自分で座れるようになり
おばさんとお話するまでになったのです☆
ゆっくりと☆
彼女はお医者さんも
奇跡☆というほどの回復をとげました。
少女の名前は……
「アニーサリバン」
そうです。
ヘレンケラーの最高の先生☆
ヘレンケラーと、サリバン先生を生んだのは
ほうきの先ほどの
小さい愛情…☆
だったのですね~
(こんなことして、報われないわ…)
と、思ったときは
掃除のおばさんの
小さな愛情を思い出すと
いいかもしれません(*^-^*)
報われないとか、報われるとか
越えた…
ただの愛情☆
ステキな話です。。