今日でちょうど葬儀と火葬から1週間。

1週間前の今頃、息子は骨になって私の元に帰って来た。

真っ青な空に白い雲が浮かんでて、とても静かな真夏日。

霊柩車の助手席で息子の遺影を抱えて隣の運転手さんにスマホの動画を見せつつ話しかけた。

『この動画、息子が産まれて直ぐに撮影した動画なんです。助産師さんに抱き抱えられて元気な産声をあげていますよねぇ…昨年の12月7日…8ヶ月後には骨になってしまうなんて…人生て何が起こるか分かりませんねぇ』と笑いながら独り言のように呟いている不気味な自分がいた。

この日が1番怖いはずだった。
可愛い息子の肉体が骨になってしまう事。
きっと火葬場で失神してしまうのではないかと恐れていた。

しかし、実際はしっかりと骨を拾って骨壷に最後まで息子の骨を納める事が出来た。

自分て、、、こんなにも強い人間だったっけ、、、

病院へ通っていた頃の思いとは真逆だった。

『自分は、、、こんなにも弱い人間だったとは初めて知りました』

これは息子が入院していた病院で看護師さんやソーシャルワーカーさんに口癖かのように言っていた言葉。

毎日のように病院で泣いては自分自身の精神状態を保つので精一杯だった。

そんな弱いはずの母親は、あの日は堂々と穏やかな気持ちで息子の火葬に立ち会い、骨を拾っている。

辛さや苦しみを越えて、悟るにはまだ早い気はするが…。

あれが私の息子に向けたお見送りだったのなら、あまりにもよく出来たのではないだろうか。

1週間前の自分を褒めてあげようと思います。  
よく生き抜いてるよ、私。。。




〜Mariconyより愛を込めて〜