入院当初は「急性リンパ性白血病」と診断され、
「Hyper-CVAD療法」を行うことになりました。
「Hyper-CVAD療法」は、急性リンパ性白血病のための治療法で、
エンドキサン、ドキソルビシン、オンコビンなどの抗がん剤、
デカドロン(ステロイド)などを用い、強い抗がん剤治療と言われています。
告知の次の日には、Hyper-CVAD療法を行うためのCVカテーテルを
首から入れる手術を行いました。
ちなみに痛くなかったです←痛がりなのに珍しい
2015年のクリスマスからHyper-CVAD療法を開始し、途中何日か休んで
2016年の1月上旬ごろまで続けました。
クリスマスもお正月も家に帰れず病院で過ごしました
とても残念でしたが、病院にブッシュ・ド・ノエルのクリスマスケーキやおせちを
持ってきてもらい、少しだけストレス解消できました。
この頃から、「急性ではなくて慢性リンパ性白血病なのでは」と
思える検査結果が少しずつ出そろってきていました。
私の白血病細胞は成熟した細胞であり(CD19(+)、CD20(+)、λ>Κ)、
急性リンパ性白血病よりも悪性リンパ腫に近い性質であることが分かりました
(TdT(-))。
一方、入院の半年前の2015年6月の健康診断では血液検査は「異常なし」でした。
(白血球数:5700ぐらい ヘモグロビン:13.8)
なのに、12月の入院時にはヘモグロビンは4でした(「生死の境目」と言われました)。
慢性リンパ性白血病は、無症状のまま何年もかけて白血球が何万と増えていく
イメージがありますが、私の場合はCLLにしては経過が急でした。
いわゆる「典型的な」慢性リンパ性白血病ではなく、医師達は診断に
悩んでいるように見えました。