今夜はレイトショーを見に映画館へ行ってきました。
そんな帰り道。
冬の夜は冷えますが、空気はとても澄んでいて、空の星がよく見えました。
最近、オリオン座やカシオペア座、北極星などの位置関係を知る様になって、それからはふと、空を見上げて星座を探したりしています。
北極星から真っ直ぐ地上に下ろした方向が北を示している。
そういう事実も、これは今更?かも知れませんが、知る事が出来て、そしてそれが本当にその通りで、驚いていました。
世の中には、変わるものと変わらないものがある。
現代社会、特にこの何年かは移り変わりが早いのだと思います。
目まぐるしく変化する時代の中で、一体何を信じれば良いのか分からない様な日々。
その流れに飲み込まれて生きている人が大半なのではないかと思う。
利便性が上がったりするのは良い事。
けれども、溢れ過ぎて何を選択すれば良いのか分からない。
その判断基準ですら、どれが正しいのか分からない。
そんな時代。
けれども、空の星と、図形と、そこから導かれる方角は、少なくとも人類がその事を発見した時から、ずっと変わっていないという事である。
今は方位磁石を持っている人は少ないだろう。
スマホにアプリもあるし、そもそも地図とナビが掌の中にあるのだから、方位を知る必要すらないかも知れない。
けれども、そこにはどこか、「安心感」の様なものがある。
この時代の中であっても、変わらない何か。
それは意外と大切なものかも知れない。
慌ただしく過ぎる日々の中、
暗く、震えて身を縮める様なそんな夜、
ふと、空を見上げてみてはどうだろうか?
そこには、どこか懐かしく、根源的な何かがあるかも知れない。
見上げたなら、それは意外と、クッキリとした輪郭で、こちらを照らしていたりする。