金融政策の副作用Ⅱ 足元は適正か? | ラーメン二郎とNWA世界ハゲでぃすりチャンプブル二郎のブログ

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味含め辛口ですが、ブログ主の主観です。







今日は友人と会食。Mちゃんとデートかもー(^o^)

あんこう旨かった。鍋も今冬一回は食べよう。


昨夜は寒ブリ刺身とカマ塩焼死ぬほど食べた。冬は魚旨い

ねえ。新宿玄海の鳥水炊きも一回は行かなきゃいけないし、

二郎以外も大食い美食とても忙しく幸せである。


で、全宇宙何人いるかわからない知的生命体の皆様にデマ

二郎インチキ経済教室の時間でございます。


皆様、こんばんわ!!


今日は表題テーマPartⅡです。


現時点で副作用の心配まったくなし、同様のスタンスで金融政策

継続で、日本経済を成長軌道にしっかりのせてください、が結論

です。


まず、いわゆるバブルの全盛期に新聞報道された範囲であるが、

極めてゆるーい、審査など行っていない事例を三件ほど紹介

します。金額等は新聞報道などで公知性がある範囲かつ僕の

記憶の範囲、誤り等あればどなたでもご指摘ください。


Ⅰ 富士銀行(現在は合併でみずほ銀行)赤坂支店偽装預金

担保融資事件


当該支店の役席が預金証書額面2600億を偽造、それを担保に

融資が行われた有名な詐欺事件です。


預金担保融資は基本的にもっとも安全な融資形態、しかしここ

まで巨額な金額でこれが通るというのは、今の感覚ではちょっと

信じられない緩さですね。


富士銀行は預金証書作成者の表見代理等認め全額弁済を行い

ました。


Ⅱ 四国の東部高松農協預金証書20億偽造担保融資事件


これに関しては、確か当時の高松農協の預金量が500億弱、

この規模の金融機関にそもそも額面20億の預金が単体である

わけありません。


それに万が一焦げ付いた場合、この規模で20億の引き出しに

資金繰りが耐えられるかもありますので、預金証書の真偽以前に

担保としての適格性を疑うのが普通の神経でしょう。


預金量の内銀行が支払える部分、流動性は通常5%程度です。

この5%で、日々の各支店の現金決済等に備えているわけなの

です。


プロの金融マンが審査したとか、それ以前の問題の緩さ、素人で

もこんなもの担保の貸出普通しないのでは、というレベルの問題

でしょう。


Ⅲ 日本住宅金融の手付金融資詐欺 融資金額=被害額20億?

26億だったかな?


日本住宅金融は以前下記URLで住宅ローンの歴史で簡単に書いた

住宅金融専門会社の最大手だった大手ノンバンクでした。


http://ameblo.jp/7733aaa/entry-12098942984.html


これが、大型不動産の買取資金融資ができるので、まず手付金を

20億貸してくれと言われ、融資実行したら、当該不動産売買自体が

インチキ、20億持ち逃げされた、という詐欺事件がありました。


20億手付金が動く不動産売買は、通常は200~400億くらいの大型

商業用不動産の売買の手付金ということになります。


手付金融資に応じるにしても、売主買主と面談して真偽を確認した

上で検討するのが当たり前、これを怠って融資実行をしたものと思い

ます。


バブルの時の有名ないい加減大型融資の事例としては、イトマン

事件や尾上縫事件がありますが、実はこんなものは氷山の一角、

とにかく当時の金融機関の貸し方は緩かったと思います。


翻って、現在の状況ですが、


・リーマンショック後、白川総裁時代よりは格段に緩い。


そもそも、この時期は当然貸してもいい案件でも半分は断っていたと

思います。

金融政策自体が貸出を抑制し、日本経済を壊滅弱体化させる方向に

あったのですから。


・といっても、審査はきちんとしている。


・更に、当然特定は出来ないが、まだまだ何でこれがでないの、って

いう事例も散見される状況。


さらに、間接金融、貸出残高は対GDP比で1倍前後、バブルの時は

1.4倍


こんな感じです。


現在貸出残高の伸長は年率2~3%程度、この程度で極端な副作用の

心配はまったく不要と考えています。


為替の方は、まあ当面110~130円あるいは140円くらいまでは全く問題

ありません。


不動産においては、資産管理政策は適正かつ妥当、適度に信用拡張

(貸出の増加など)が継続している状況かと思います。