長い時間 離れていた

少しばかり 歳を取った

季節が巡っている間も

忘れたことはなかった

きっと君も同じモノを

持っているだろうって


嫌いになったわけじゃなくて

それぞれに自分のこと

もっと知りたくなっただけ

気づけなかった気持ちや

知らなかった景色を

持ち寄って また

ここに戻った恋だから


一緒じゃなかった間に

ずいぶんと 

おしゃべりになったね

話すことが無くなるくらい

一緒に居過ぎたって

ことなのかな


言葉を無くして

視線を外して

となりを歩いた時よりも

明日に不安を抱えながら

天気の行方を探す


窓ガラスが鏡になる頃

これ以上ない近くで

確かめ合うこと

こんな気持ちで居られる今を

ステキだと思える


足りないモノを見つけ合える

自分のために

走り出したり 引いてみたり

埋め合うわけじゃなく

優しくなれる 君となら


そんなふうに感じながら

窓ガラスに映る

ふたりを見つめてる

ふたり並んで 今を思うんだ


愛する人を 愛したいだけ

愛せる日まで 愛してみる


もしもまた 別々に

歩くことがあるとしても

今を大事に思えたらって


こんな気持ちで 

居られる今をステキに思おう


明日のことなんて

わからなくてもいいんだよ

君となら

ふたりなら