大切な人を亡くし、


自分から大切な人がもぎ取られ

 

半身を削がれるような体験をした。

 




最初の頃は


砂を食む思いでやり過ごし、


全身からは沢山血が出ていた。

 




ある頃から血が止まり、


外の風にあてていたら

 

やがて心の傷は


「かさぶた」になった。

 






悲しみは絶対に消えないけれど、


時々 


声を出して笑っている時もあった。

 




感情がひどく揺れそうなときは、


前もって避けることも


上手になってきた。

 




こうして少しずつ


日常を取り戻しつつあった頃、





誰かの言葉で不意に傷ついたり、

 

法事・記念日・命日


大切なモノ・匂い・音など


ふとした事をきっかけに


感情の波が押し寄せ

 




「心のかさぶた」が剝がれて


また出血した!!


という体験をされている方が

 

沢山いらっしゃいます。

 



 

結構良い状態に


なっていたと思っていたのに


また振り出しにもどっちゃった…

 

と再び気持ちが沈むことも。

 

 



 

誰にとっても苦しい時間は


短い方がいいから

 

この出来事に早く


折り合いをつけたいと


思うかもしれません。

 

 



 

でも焦らず取り組むことが


「結果的に時間短縮になる」

 

と考えてみるのはどうでしょうか。

 

 


 

また、ここから始めましょう。




 

振り出しだと 確かに思えても、


スタート地点は


必ず前より進んでいます。

 




カサブタは必ずまた再生します。





 

自分を一時的に守ってくれる


心のプロテクターです。

 

 

 

いつか、傷の痕はあっても


きれいになって


自然にカサブタがとれる時を信じて


明日もお話を伺います。

 

 


 

またお会いしましょう。