栃木県宇都宮市で開催された、陸上自衛隊グリーンフェスタに行って来ました。


場所は、宇都宮市のオリオン通り。
アーケードの商店街に、自衛隊の装備品が並ぶ光景は非日常。

展開されていない状態の155ミリ榴弾砲。

航空自衛隊百里基地から、地対空発射機。

1/2トントラック…パジェロですね。


6人乗れます。
3列目は、向かい合って乗り込む。

野外炊具改。
走行しながらご飯を炊くことが可能。

多目的防護服。
爆発物処理に使用する為、爆発の衝撃から隊員を護ることができます。

護送防護車。
宇都宮駐屯地に4両あります。

防弾性や耐爆性を備えた車両。

96式装輪装甲車

見慣れてしまったせいか、新鮮さがありません。

陸上自衛隊で使用されているトラック。
31/2(3トン半)トラック。

外見は、一般的なトラックと変わりありません。
自衛隊だからといって、防弾性があるというわけではありません。

ここくらいかな。
○で囲ったところに、暗視カメラに映るランプがあり、距離によってランプの見え方がかわるらしいです。

例えば、夜間走行中にランプが1つに見えれば20メートル、2つ見えれば40メートル、3つ見えれば60メートルというように、距離を測るためのものらしいです。



○で囲ったところは、赤外線を照射するライトのようなものらしいです。
有事の際に、ライトで照らして走行したら、敵に見つかり攻撃されます。
だから、暗視カメラで見えるように赤外線で照らして、前のトラックのランプの数を見て、20メートルとか、40メートルの間隔で走行するんだってさ。
因みに、方向指示器も任意でスイッチを入れてから、方向指示器を出すんだって。
夜間走行中に、方向指示器が点滅したら見つかっちゃいますから。

オリオン通りに装備品が展示されていますが、イベントが始まるのは11時から。

イベントが始まる前に、二荒山神社へ。

参加者がいません。
いや、いましたがお参りせずに行ってしまいました。





会場に戻って着席。

航空自衛隊の中部航空音楽隊の演奏。
まだ、リハーサル中。

自衛隊らしく、時間に通りに偉い人の長い…いや、ありがたいお話しと紹介等。

演奏ですが、トランペットのソロパートが素晴らしい。




演奏の後は、服装の紹介。



迷彩柄の服は、国から支給品ではなく個人で購入している作業服。
国から支給品は、「官給品」と言って高価な物らしく、難燃性だったり、刃物でも切れにくい防刃性、対レーザー処理…レーザーと言っても、赤外線レーザーを吸収する処理がされているそうです。
赤外線レーザーでミサイルや爆弾を誘導するので、吸収する処理をしているんだって。
テレビのリモコンも赤外線。

パイロットの服装。
左から陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊。

多目的防護服。
爆発物処理に使用する防護服。

音楽隊の服装。




昨年も、グリーンフェスタに来てくれた女性パイロットの新妻空曹長。
ジェット練習機の訓練課程に合格し、7月からF−15戦闘機のパイロットになる為の訓練が始まるそうです。

プロペラの訓練機から訓練が始まり、航空法とか飛行機の仕組みとか、基本操縦を学び見事合格。
ジェット練習機のT−4で訓練を重ね合格し、F−15の訓練が7月から始まるそうです。

来年のグリーンフェスタには、来られないかもしれませんね。
F−15のパイロットになれば、待機任務についたりする可能性があるので難しいかもしれません。

T−7練習機
操縦の基本を学ぶ。

T−4ジェット練習機
ブルーインパルスで使用されている機体と同型。
ジェット機の基本操縦を学ぶ。

F−15J戦闘機。
登場してから50年経っても、まだまだ現役。

戦闘機のパイロットが一人前になるまでに6〜8年かかり、それまでに莫大な費用がかかります。
150億円以上かかるといわれます。
パイロットだけではなく、教官や整備員の給与や食事、機体の燃料や整備費、射撃訓練があれば弾薬等の費用がかかります。

戦闘機1機分の価格のほうが、ちょっと安いですね。
120〜130億円くらいかな。

こういう費用が無駄になっていれば、平和な証拠です。