サンタさんっているんですか? | 行政書士有資格者・てるてるのブログ

 最近、職場に絵本を持ってくる人がいて、時間のある時に

読むようになりました。


 こういう機会でもなければ絵本を読む機会はないので、

貴重です。


 今日読んだのは「サンタの友だちバージニア」偕成社

1997年


 絵本と言ってもバージニアという女性の一生を描いた

ノンフィクションです。


 1897年9月の話し。8歳のバージニアが父親に「サンタ

さんっているの?」と聞いたところ、答えに窮した父親が

「新聞社に投書してみたら」と返答しました。


 そこでバージニアは父親が購読している新聞社に「サンタ

さんっているんですか?」と本当に投書しました。


 その質問への新聞社からの回答は「イエス バージニア

サンタはいます」でした。


 内容を簡単に書くと「サンタを見た人はいないかも知

れない。しかし、見たことがないからと言って、いないと

言えるだろうか。

 この世でもっとも確かな真実は子供も大人も目にする

ことが出来ないものです」

 といったもので、その後毎年クリスマスの季節に紙面に

掲載しました。


 この回答はとても有名になり、今でもアメリカ人に

イエス バージニア」と問いかけると「サンタはいます」

と返ってくるそうです。


 バージニアは成長して大学を卒業し、教師になりました。

この投書の主として講演もしたのですが、「私は新聞に

投書しただけよ」と笑っていたそうです。


 うがった見方をすると反響が大きかったとはいえ、毎年

同じ記事を掲載するのは、新聞社の広告戦略としての面も

あったのかも知れませんが、読後は心が洗われた気分に

なりました。


 大型書店を2件回りましたが、在庫はなし。数日で取り

寄せはできるとのことでしたが、今の時期くらいは常に

店頭に並べてもらいたい絵本です。


行政書士有資格者・てるてるのブログ