貴方は…

私が傍へ行くと

すごく怒って…

私は悲しくて、良く泣きながら帰ったっけ…。

でも貴方がポツンと言った言葉…。

「いつもいつも足音ばかりを耳そばだてて聞いていて、今度こそ、と思っていてもおまえじゃなくて…。

そんな事を繰り返していて…もう…

疲れた…。」

と…。

足が動かなくなって…

貴方はどんなにか悲しく 不安な想いをしていたんだろう…。

ただベッドに横たわりながら

ひたすら私を待ち続けて…

どんなにか寂しかったんだろう…。

私も今

貴方の存在が何処へも感じることが出来なくて

すごく すごく すごく

寂しいよ…。

寂しさに押し潰されそうになるよ…。


貴方もきっと

押し潰されそうな気持ちの中

私を待っていてくれたんだね…。

私を待っていてくれて

私をいつも想っていてくれて

本当にありがとう…。

貴方に想われていた事を誇りに想いながら

私は前を歩いて生きて行くよ。

お母さん…。

ありがとう。

小細胞肺ガンの母を持つ娘の闘病ブログ -mini_130706_1621.jpg