4~5日前まで意識レベルがかなり下がっているかのようだった母が、3日前ははっきりと私のことがわかるようですし、目で私やピピを追ってくれるし、嬉しいなぁ(^o^)/と思いながらの、母の口から発せられた言葉が今は私にとって一番大切なので、ブログに記録しておきますね。


「よ、し…。ピ、ピ…。」

「けが…。いつ、したの?」
(ちなみには母は、8年前に転んで右肩を脱臼し、右腕がその時から交感神経ジストロフィーになったので、ガンではなく、ケガをして入院していると錯覚している状態のようです…。)

「美味しい物、食べられなくなってしまった…。」

「悪いの?悪いの?」


美味しい物、食べられなくなってしまった…。と母が呟いたときは、あれだけ食べることを楽しみに張り合いにしていたのにな、と返す言葉がなく、私も喪失感のような何とも言えない気持ちになりました。

その後、しばらく母は私の顔をジーっと見て…。

ウン・ウンと何度もお互い強く頷き、母の目は私の姿を自分の目に強く焼き付けて、

「おまえのことを忘れないよ!」

と言う目力がありました。まるで覚悟を決めたかのように…。

その翌日はまた打って変わり、ほぼ意識は寝てる状態になり、そうなると飲み込む力も麻痺してしまうのか誤臙が心配で、水さえも飲めなくなってしまいます。

ただ看護士さんの話だと、意識状態がはっきりしている時は飲み込む力も出てくるので、そのときは気を付けながらならば食べ物はOKですよ。と許可が降り、昨日は速攻元気のウイダーインゼリーをゆっくりゆっくり、母に二時間かけて飲んでもらいました。

休みながら…それでも母は一生懸命生きるために、きっとヒデや私やピピのために…。

昨日は何回もお母さんと呼ぶと私のことを見てくれる状態でした。根気よく傍にいてお母さんと呼ぶと気づいてくれる。

ただ、発する言葉はもう殆ど出ず、一瞬話しても昨日は言葉になっていない状態でした。

ベッドを少し起こしても息切れがし、喉はいつも痰でゴロゴロして苦しそうです。痰を排出する力もなくなり、3日前から看護士さんに痰取りをしていただいております。脈も頻脈になって来て苦しそうです。

どんな母でも私は母が大好き!耳元でずっと大好きだよ!と囁いています。母はそんな私の言葉を、ほんの少し涙をためながら聞いてくれているようです(*^o^*)
お母さん、大好きだよ~(^o^)/お母さん!