ひと月前のこと。

お見合いパーティなるものに参加した。
友人、ユミとりかが一緒だ。

実は直前までまさに『ぐずっていた』。

そんなところで
いい出会いが自分にふってくるわけがないと。
だいたい
壁の花にもなりきれず、所在ない思いをするに違いないと。
だから
「いいから
二人で行ってきて~!」

ところが
ふたりが
「いいよいいよ、
追加申し込みするから、
気が変わったら教えてね」。

...。

持つべきものは...

友達だと思う。

二人と会いたいがために、
気を変えた。

そう。
行ってしまいました
お見合いパーティ。

そのパーティの形式とは?

...女性が座っている席の前に男性が順々に回り、
自己紹介カードをもとにお話する。
そして、
お互いに気に入った、というカードが一致したら見事カップルとなり、
そのまま
お茶に行くか、
連絡先交換となる。

バラバラの席にすわった
ユミ、りか、わたし。

りかは誰が見ても美人で、外資系に勤める才色兼備でポジティブな女性。
よしこは、エキゾチックな魅力のある、スタイル抜群の個性派。
ふたりとも、女子高時代からの友人だ。

そして、幸か不幸か、
三人とも、彼氏なし。
いや、二人には魚影がさしていることも多いし、
もてる、のだけど...。

ともかく、
今はnothing.

ということで、パーティだ。

そして出会ってしまったのは...

一番、

いちばん、

うだうだ言っていた

私なのだった。

ほぼ30名ずつ参加のこの日、
なんとカップルが
8組も誕生。

そのなかにいたのは、
わたしだった。

いったい
なにが起きたのか。。。




別れた彼とはゼミの仲間だった。
親友すらも共通で。

今日、その親友のSくんが、
彼女を連れて、彼の住む土地に旅行に行っていたと
知らせてきた。

彼と彼の妻と飲んだという。

......。

そんなこといちいち報告しないで。。。

しばらく忘れていた感情が吹き出し、
涙が止まらなかった。
ばかだとわかっているけれど、
彼と彼の彼女は、
私の大好きな人たちを、
みんな持っていっちゃうのかな、なんて。
....。


彼とは大恋愛、と思っていた。

大学の同級生でゼミ仲間の恋愛、
二人でヨーロッパを貧乏旅行したっけ。
社会人になってからは遠距離恋愛になった。

大好きだった。

でも。
会話をすることが減っていって、
気づいたら心も体も離れて、
ふられた。

5年間もずっと一緒だったのに、
たった
一通の
メールだけで。

会って追求することができなかった。

こわかった。。。
あのとき、無理矢理にでも押しかけたらどうなっていただろう。

でも。
結局、なにかが私を押しとどめ、
1年後、
彼はさらに遠くの地へ、職場のアルバイトの子を連れて、
赴任していった。

毎日泣いていた1年間。
彼にはもう新しい彼女ができていたのだった。

別れの一方的なあのメールから、
いっさいの連絡は向こうからはないままだった。

さらに1年後、彼は彼女と結婚。

いまだに忘れられないのはどうして...。

何も話すことなく終わった5年間の恋。

親友でもあったはずの彼を
失った威力は大きくて、
今でも苦しめられる。

あんなにあたたかかった彼に
メール一通でふられた。

今でも、共通の親友を通じて、
彼の近況が、幸せそうな生活ぶりがわかる。

でも。
それを聞いて
苦しむのはもう嫌だ。

どうして?
なぜ?

そんな問いには誰も答えてくれない。

前を向いて、
恋をしなければ。

とにかく、

一歩を踏み出さなきゃ。