【ホシガレイ73㌢❗日本記録更新/アトミックスライダー投】 | アトミックスライダー投スタッフ陣の大物投げ釣り

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皆様こんにちは。 

仙台広瀬キャスターズの東海林です。 
 
まず初めに、この度のコロナウイルス感染によりお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈りし、罹患された方々にお見舞い申し上げます。 
 
4月後半に全国に発令された緊急事態宣言。 
 
所属する『全日本サーフキャスティング連盟宮城協会/仙台広瀬キャスターズ』に於いても、3月末のクラブ釣行会を最後に、キャスティング大会&釣り大会等のイベントが全て中止&延期に。 
 
緊急事態宣言発令後は、木村宮城協会長より、複数名でのキャスティング練習やプライベート釣行も自粛するようにと要請がありました。 
 
宮城県では5月14日にようやく緊急事態宣言が解除され、いよいよ釣りも解禁の方向に向かっていくのではと思われます。 
 
東北の日本海側ではキス釣りの開幕を迎えていますが、現在の社会情勢を鑑みると、県をまたいで日本海へ釣行するにはまだまだ時期尚早のようですね。 
 
それと、例年ならゴールデンウィーク中には青森県へホッケ&クロガシラガレイ狙いに行くのが恒例でした。 
 
 
 
↑去年の連休に釣れたSランクのホッケ&5月半ばに釣れたクロガシラ
 
今年は、息子たちと近所の広瀬川に出掛けたくらいで、クラブ入会26年目にして初めて、連休のほとんどを自宅で過ごしておりました。 
 
 さて、前置きが長くなってしまいましたが、4月初旬、学校が休みで毎日暇を持て余している息子たち&近所に買い物以外は連日家に籠りっきりの嫁を連れて出撃して参りました。
 
ウイルス感染は絶対に阻止しないといけないので、今回は車から近く、隣の人と最低でも15~20㍍距離をとれるポイントを選択。
 
事前に近所で買い物も済ませ、当日は自宅と釣り場の往復だけの予定でした。
 
このポイント、以前の釣行時にはカレイは釣れたものの、フグの猛攻で青イソメは3分持たず、持参した青イソメ1㎏を昼前に使い切ってしまう惨状。
 
しかし今回は、フグは散発で、開始から30㌢前後のヌマガレイが連発です。
 
 
↑ヌマガレイは全てリリース
 
このヌマガレイ、他のカレイに比べ身が薄く、サイズの割にアタリも引きも弱くて釣り味も食味もかなり劣ります。
 
ただ、フグさえいなければ群れに遭遇すると3ケタ釣れる事も珍しくありません。
 
最初は、いつものように申請用にスケールをあてて写真を撮っていましたけど、この日は、竿を上げる度に針の数だけヌマガレイが釣れてくる状況だったので、後半はさすがにBランク(40㌢~)以下は撮らなくなりました。
 
正確には数えていませんが、ヌマガレイはおそらく50枚以上(内、ランクは30枚くらい)は釣れたんじゃないかと思います。
 
それでも、時折マコガレイやイシガレイ、オショロガレイ(イシガレイとヌマガレイの交雑種)も混じり、子供たちは、時折波打ち際を回遊してくる小魚捕り(観察後はリリース)に夢中。
 
↑ギンザケやボラなどの稚魚
 
そんな中、運命の瞬間が訪れました❗
 
干底からの潮の上げ始め、沖合いから潮が差してきたタイミングで、やや遠投して沖のカケアガリを攻めていた竿に、キツめのドラグを鳴らし竿尻を浮かす強烈なアタリ発生❗
 
このポイント、たまにスズキやマルタウグイの60㌢クラスが掛かる事もあるので、最初はアタリが強烈すぎて、本命のカレイか他魚か半信半疑⁉
 
数秒待ってからアワセを入れリールを巻くと、これがまたとんでもない重量感❗
 
しかも、リールを巻くにつれ、潮の流れに逆らい、潮上に向かってどんどん横走りしていきます。
 
未だカレイと確信が持てないまま、それでも意外なほど冷静に無理せず一定のペースで対峙する事ができ、いよいよ最終局面が近づいてきました。
 
すると、オモリの先に巨大な平たいシルエットが見え、体表の一部に白い特徴的な斑模様が確認でき、瞬時にホシガレイと判明。
 
相手も波打ち際を横走りしながら暴れて必死の抵抗をみせたのですが、最後は傾斜を利用し砂浜へズリ上げました❗
 
ちょうど近くで竿出ししていたクラブメンバーの遠藤 慶裕クンが、何事かと駆け寄ってきていて、巨大なカレイが砂浜に上がった瞬間はあまりの驚きで二人とも言葉が出ず、思わず遠藤クンと見つめ合ってしまいました。
 
息子たちも、余りの迫力にかなりビビってましたよ。
 
 
早速、連盟のスケールをあてて計測してみると、口を閉じた状態でも70㌢近くあり、実寸ですでにホシガレイの日本記録(拓寸68.9㌢)を超えています❗
 
5号のハリスはカレイの歯でザラザラになっており、ちょっと危なかったですが、普段からカレイ釣りに愛用している『シーフォースサーフ15号/まるふじ製』が、喉奥の良いところにガッチリ針掛かりしており、これまでこの針で幾多の大型カレイを仕留めてきましたが、バラシは皆無。本当に心強いアイテムです。
 
それからが大変でして、予定より早めに納竿し、別のポイントで竿出ししていたクラブメンバー3名のところにも顔を出して現認してもらい、帰宅後には『日本記録実寸確認委員』担当になっている宮城協会の有馬さんにも連絡をして計測を依頼。
 
 
口を開けた状態で【実寸71.0㌢】にて承認して頂き、改めて日本記録申請用の写真も撮影。
 
はかりで計量すると、何と4,500㌘もありました❗
 
その後、日本記録申請の際にも必要となる魚拓作製に取りかかり、連盟の魚拓用紙(大)にて3枚、こちらも何とか無事に完成。
 
 
あとで気付きましたが、このホシガレイ、なぜか胸びれがありませんでした。
 
そして夜には、木村宮城協会長のところにも現物と魚拓を持参。
 
現認&魚拓の仮計測をお願いし【拓寸73.0㌢】にて仮承認頂き、翌日、捌いた半身を協会長にお裾分け。
 
※ちなみに、捌いた時に、胃袋の中に20㌢くらいのシャコエビが4匹も入っていてましたよ。
 
その後、アトミックスライダーの木下代表と、共に日本記録魚保持者の片岡さん&主島さんの両リーダーにも連絡を入れ、改めて祝福して頂きました。
 
後日、連盟の利田大物事務局長にも連絡を入れて、日本記録申請に必要な書類等についてアドバイスをもらい、書類作成後、協会長と有馬さんに印鑑を押してもらって、魚拓&写真と一緒に本部に提出。
 
これにて、日本記録魚申請に必要な全ての手続きが完了❗
 
ただ、連盟の理事会開催がコロナウイルスの影響で延期となっていますので、日本記録の承認には、早くても2ヶ月程度掛かる見込みです。
 
1995年に全日本サーフに入会して、今年で26年目。
 
一時期、イシガレイの日本記録更新を狙って渡波に通い、あとちょっとのところまではいきましたが願いは叶わず、まさかホシガレイで日本記録を更新するとは夢にも思いませんでした。
 
↑イシガレイの日本記録にあと1.2㌢及ばず
 
最後になりますが、これからもコロナウイルスに罹患しないよう注意を払い、気兼ね無く日本海のキス&マダイ釣りに出掛けられる日を待ちたいと思います。
 
※掲載に関しまして、緊急事態宣言発令前の釣行であった事を申し添えておきます。
 
【タックル】
竿:シマノ/スピンパワー405BX 
        ダイワ/トーナメントサーフT33-405
リール:シマノ/PAスピンパワー
道糸:アトミックスライダー(オレンジ)3号&5号
針:シーフォースサーフ15号/まるふじ
エサ:青イソメ
 

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