チリの落盤事故の救出劇には多くの人が感動したのではないのでしょうか?
「コピアポ鉱山落盤事故」
「2010年8月5日」に発生
「8月22日」33人の生存を確認
「10月14日」全員救出
みんな「2日分の食料だけでよく17日間も生き延びたなあ」とか
「「クリスマスまでには」なんて言われた救出が大幅に早くなってよかったなあ」とか
「リーダーはよくみんなをまとめていられたなあ」とか、いいことばかり思ってはいませんか?
確かに、いくつもの奇跡があっての早期の救出劇となったのでしょうが、そもそも事故はどうして起きたのか?彼らが、なぜ閉じ込められなければならなかったのか?そこが、重要なのではないのでしょうか?
チリは世界最大の銅やリチウムの産出国ですが(この鉱山(サンホセ鉱山)も銅鉱山)、鉱山の安全性は決して高くはない(サンホセ鉱山も死亡事故を含む複数の事故が起きている)
また、サンホセ鉱山は鉱山組合が1995年に閉山を要求、2005~2007年に労働監督局が閉山を決定。しかし、2009年に安全の改善も、行政による監督もなく、再開。2010年の7月には坑道の強化に失敗。
そうしたことのうえで今回の落盤事故が起きたわけだ・・・
つまり、生産を優先させて、安全性を怠った結果の事故なのだ(ちなみに、南米では鉱山事故は珍しいことではないし、多くの作業員が毎年亡くなっている)
この事故は、救出に至るまでの美談ばかりがクローズアップされがちだが、そもそもの事故が起きた背景の方が重要なのだ
だって、この事故は間違いなく人災なのだから
読んでくれた人、サンクス.。ちなみに、「知利」は「チリ」の中国語表記。
まったく、日本の報道って相変わらずかたよっている。「みんなの興味」ばかりを考慮して、「問題の本質」を伝えない。まったく「報道」の意味を理解しているのかね
