はい、片山です。
挨拶に来た木内君が帰った後
つくった炒飯とラーメンを食べながら改めて感心していました
木内君かー
あの感じだと他の部屋にも挨拶してまわっているんだろうなー
ホントしっかりしてるわー
・・・・・!!!
一つ大変なことに気付きました
2年前自分がこのアパートに引越して来た時
何の挨拶にもまわらなかったということに
・・・・・
何が社会の常識だ
何が「私、片山と申します」だ
何が「よろしくどうぞ」だ
引越して来たのに一切挨拶無し
2年前の余りに愚か過ぎる自分の過ちに対して
煮えくり返る熱いものがこみ上げてきました
と同時に
余りに情けなさ過ぎるクズな自分に泣けてきました
嗚呼
自分は何という取り返しのつかないことをしてしまったのだろうか
自分という人間としての器の小ささを呪いながら鯉サブレを食べていると
家の外で木内君とその母親らしき人の声が
嗚呼
引越しで母親が手伝いに来ているのか
・・・・・!!!
これはチャンスだ
今から木内君の母親にご挨拶に行こう!!!
過去の過ちを取り戻す為に
新たな自分に生まれ変わる為に
その時ちょうどいいタイミングで
(暇大さん)
「飯食い行こやー」
(片山)
「おいっ今から木内さん家に挨拶いくぞっ!!!」
3つ目の鯉サブレを食べきったところで
早速2人で2階の木内さん家へ
インターフォンを鳴らし
出てきた木内君に向かって
(片山・暇大さん)
「あ、ちょっとお母さん呼んでもらっていいですか?」
(木内君)
「あ、え、いいですけど・・・」
そして玄関に出てきた木内母に向かって
(片山)
「あ、どうも初めまして
私、1階の角部屋に住む片山と申します
向かって隣の彼は濱田君と申します
以後お見知りおきを
ではこれからよろしくおねがいします」
全身全霊を込めて挨拶しました
社会の常識に打ち勝つ為に
社交性ある人間になる為に
すると
(木内母)
「あっ!!いえいえいえいっ!!!
どうも木内の母ですっ!!!
こちらこそよろしくお願いしますっ!!!」
床に手を着いて何度も深々と頭をお下げになる木内母
その余りの丁寧さに
「いやいやお母さん頭を上げて下さい」
と声をかけようとした瞬間
・・・・・!!!
気付きました
何やってんだ俺!!!
目上の人が頭下げてるなら自分はもっと低く頭を下げるべきだろうがっ!!!
(片山・暇大さん)
「いーやいやいやっ!!!
どっちかと言えばこーちらの方こそよろしくお願いしますっ!!!
木内君には部活でもプライベートでも非常によくしてもらってるんですよっ!!!
いやーホントに良い息子さんをお持ちになりましてっ!!!
ふつつかな輩ですが是非ともよろしくお願い致しますっ!!!」
何とか木内母よりも低く頭を下げようと
身をいっぱいにかがめる片山と暇大さん
木内母と片山と暇大さんの3人で互いに何回も頭を下げ合い
土下座合戦のような様相になりましたが
何とか泥試合の相打ちに持ち込むことができました
今回挨拶に伺ったことで
社会の常識をひとつ
学びました
「相手が頭を下げたら、自分は更に低く頭を下げろ」
4月から社会人
社会に出る前に
非常に大切なことを学ぶことができました
ありがとう
木内母
「1クールのレギュラーより1回の伝説」