はい、片山です。
昨夜のボウリング大会を終え、
多村、
待ちに待った、
ウイイレネットワーク対戦。
多村の性格からして、
絶対ハマルこと請け合い、
と、
彼の為にファイルを空けていました。
案の定、
どっぷりハマル多村。
(多村)
「やっぱ、
強い相手とやりたいよね」
(多村)
「かかってこいや」
そう、
このネットワーク対戦、
やる前は皆必ず、
強気なんです。
(俺)
「あ、
こいつ、
結構強いわ」
(多村)
「よーし、
ボコってやるわ」
結果、
1-2で惜敗。
(多村)
「あ~ホントムカつくわ」
こうして彼の、
想像以上の苦難を伴う、
長い道のりが始まりました。
10試合、
15試合、
と、
試合を重ねる多村。
負けが込みます。
ここでひとつ言っておくばらば、
彼は決して弱くはありません。
むしろ上手いんです。
彼の持ち味は、
その変幻自在なドリブル。
相手をあざ笑うかのように、
気持ちいいくらいに抜いていきます。
抜いて抜いて抜いて、
そして最後は、
その高精度なドリブルからは想像もできないような、
思わず目を覆いたくなる、
ちょろすぎるシュート。
完全に詐欺です。
彼が勝てない理由はこの一点に尽きます。
んで、
外が明るくなってきた午前6時。
ついにこの日最強の猛者と遭遇しました。
試合数は22を超えました。
多村は連戦の精神的疲労の中、
最後の力を振り絞って、
叫びました。
(多村)
「ぶっ潰す!!!」
そして運命のキックオフ。
ここまでの試合で、
曲がりながらもノウハウを得てきた多村。
この男はこれまでも多くのミラクルを起こしてきました。
見ている俺も、
彼のそのミラクルを信じてみたくなりました。
(俺)
(勝て、多村・・・・・!!!)
その注目の結果は・・・・・
試合終了です。
安西先生はこう言います。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
試合中盤から、
彼は完全にあきらめました。
完全に試合終了です。
何かの言葉で、
「倒れるならせめて前のめりに倒れよ」
と、ありますが、
いくら何でも、
これは前めり過ぎます。
試合が終わった瞬間、
多村は、
糸が切れた人形の如く、
崩れ落ちました。
しかしまた、
彼は現れるでしょう。
完膚なきまでに打ち崩されたプライドを、
取り戻す為に。
わっしょいわっしょい、ドーン。

