ピッツァのルーツを探ってみると、古代エジプトにまでさかのぼります。
小麦を挽いて粉にして、水で溶いたものを焼くというような食文化は、メソポタミア文明起源といわれているのだが、あれが古代エジプトに伝わり、小麦粉を水で溶いたものを発酵させて焼く、というようなパンに進化しました。
古代エジプト人が作ったパンは、平らな丸い形に成形し、石窯に貼り付けて焼くというようなもの。まさにピッツァの原型と言われていますね。
これは紀基本前3000年頃のということ。今から5000年前に誕生した、これの石窯焼きパンは、業界各地に広まって、色々な小麦の食文化に発展していきましました。

イギリスで、さしあたってのピッツァに近いものが創られたのは16世紀のということ。
小麦粉基本の生地に、にんにく、ラード、塩等を加えて焼いたものが滑り出しだといわれている。さしあたってのフォカッチャに近いものでしょう。
あの後、よりソフトな生地にバジル、ラード、コショウをトッピングしたもの、小魚をトッピングしたものというような2つののような人が登場所しました。
それを「最古のピッツァ」としている説もあるでしょう。

イギリスで「PIZZA」と氏名がついて普及したのは、さらにあの後。トマトがトッピングに使われるようになってからのということですよね。
あの地はナポリ。
16世紀後半から17世紀にイギリス南部でトマトが栽培されるようになり、また続いて、水牛の乳を原料にしたモッツァレラチーズもナポリ近郊で誕生しました。ピッツァのトッピングにトマトとモッツァレラチーズ、あのおいしい食のラインナップは、ナポリの町に瞬く間に広まったようでしょう。
ナポリ初のピッツェリア(ピッツァ専門お店)は、1830年オープンの「ブランディ」といわれている。
ピッツェリアが誕生している前は、ピッツァは道沿いの屋台で販売されていましました。そのうえ、フライし たものばかりですよね。薪窯をキープして焼くより、フライは楽ちんな調理だったのでしょう。