負けず嫌いな性格と
あったかい周囲の手助けと
それから
かなりの強運のおかげで、いろんなことが、可能になってきた。
改めて思い起こすと
何がすごいって・・・・・
だまって(は、いらっしゃらなかった気もするが)
見守っててくれた社長がすごいなと。
そして
私のことよく理解してるんだなと、思う。
スタジオメモアのオープン。
2006年の、12月。
年賀状用の撮影します~ってお客様を送ってもらい
そこからはじめた、スタジオ撮影。
なんとかかんとか無理やりな感じでオープンまでこぎつけた?!けど
当日
ふと思いついた・・・・おつりの用意がない・・・・
だけどまだ、口座もできてない。
だから、お振込みをお願いします。って、ことになった。
それも、口座ができたらご連絡します・・・って(笑)
お客様はただで年賀状の撮影ができますよ~って来店してくれて
撮影して
なんだかよくわからないまま、モニターして
喜んでもらい
原本を買ってくださった。
初日は全員データ買い。
かなりの緊張。
だけど
社長の撮影だったから、私は自信をもってお勧めする。
衣装だって全然なかった。
インテリアも
ほとんどないに等しい空間。
やれるだけのことを必死でやって
こんな空間で
こんなものが作れるんだって
カメラのこととか全然知らない私は、モニターのたびにドキドキしてた。
かわいい子供たちが毎日来て
日々、緊張。
そして、ホームページの写真も素敵な写真がどんどん増えていった。
なんだか毎日ドキドキしているだけに
毎日とっても幸せだった。
娘が韓国でいなかったから
同じくらいの年の子達の撮影をするときは
なんだか泣きそうだった。
娘の写真を撮ってもらいたいな・・・・毎日そんなことを思いながらの時間を過ごした。
そして、次の難関がやってきた。
予約を取らなくちゃいけない。
年賀状の撮影は50件くらいが来てくれた。
だけど、その先は?
その人たちが次に撮影に来てくれるまで待っているわけには行かない。
だから、営業をして来いといわれ
最初に作った撮影無料券みたいなものをもって、町に出る。
もちろん置いてくれるところはたくさんある。
だけど
すぐにお客様が来てくれるはずがないから、なんとかしないといけない。
広告うつほどのお金はないし
どうしよう~~~~~
こうみえて、営業嫌いな私。
A型なんです、私。
断られるの、無理なので
接客は、かなり得意。だって、私がいるところに、望んで入ってきてくれてる人たちだから。
だけど、何も知らない人に自分から行って、断られるのは、割ときつい。
というか
かなり、きつい。
だけどそんなこと言ってられない。
スタジオにいると
社長に言われる。何をしているんだと。
日本語しゃべれるの私だけだし、そりゃそうだよね・・・・・・・・・
眠れない日々が続く。
どうしよう・・・・
どうしたらいいんだろう・・・・・・
とりあえずできることは、友達を呼び集めること。
そこで、社長に写真を撮ってもらった。
たくさん友達が来てくれて
写真を撮った。
そんなことを繰り返していく中で
バイトしてたときの店長が来てくれた。
「こんなの、mixiで宣伝したらすぐだよ~」
mixi。
登録だけして、全然触ったことない。
だけど、それならやってみようかな。
営業いくのやだしな・・・・
なんて
そんな気持ちで、毎日毎晩
mixiを触ってみる。
よくわからないまま、コミュニティに参加してみる。
そして、イベントを立ち上げた。
次の日からものすごい、電話。
「mixiのイベント見たんですけど」
はあ。
一安心だ。
これで、年内の予約は全部埋まった。
なんてすばらしいの、mixi。
そして、店長愛してます。
火曜水曜がお休みだったけど、毎日お休みなしで予約を入れた。
たくさんのお客様が来てくれて
みんなとても、喜んでくれた。
マイミク申請が来たりして
とても、嬉しいことだった。
年明けは3日から営業にして、
2日間は休もう~っていってたんだけど、
休みの日にイベントして、当日の売り上げを分け合うのはどうだという話になった。
なんだか楽しくなって盛り上がり
お正月も営業。
お正月の2日間はいつもよりも売り上げが断然よくて
私はその日2日間の営業でスペシャルボーナスをいただいた(笑)
2日の夜は
みんなで食事に行って
私のおごり~
楽しい日々。
そして、待望の、娘の帰国。
迎えにいけなくて、母親が連れて帰って来てくれた。
空港に迎えにいったとき
娘は私をみて両手で顔を覆った。
嬉しくて、顔を覆って喜んだ。
泣けた。
お休みの日に、娘を連れて撮影に行った。
その頃はスタジオの1階に住んでいた社長。
特別連絡しないで行ったんだけど
着替えをすませ、裏で仕事をしていた私。
簡単に撮ってもらうつもりでつれていったから、1回目の着替えで終わりだと思ってた。
そしたら、着替えを4回もしてくれて、
しかも、まだ撮ってるの?と思うくらい
しっかりと、撮影をしてくれてた。
モニターをする前に、言われた。
「オレはあいつが好きみたいだ・・・全然削除ができなくて、すごい枚数になった」
え~嬉しい~~なんて思いながらの、モニター。
枚数は
まさかの200枚超え。
私、正直割と娘の表情とかいろんな部分をシビアに見るから
原本とか買わない派だと思ってた、自分のこと。
だから、お客様が厳選して数枚買っていきますというと
そうですね、って、どこか納得してしまう部分もあり。
だけど、本気で選べないと思い
娘の写真をみながら、心から、幸せだった。
社長からのメッセージを感じた。
それも、嬉しかった。




この写真は、私の本当にお気に入りの、1枚。

社長の写真が、本当に好き。
いっぱい泣いて
いっぱいがんばった。
このために、っていえるほど、大切な、思い。
そんな気持ちでいっぱいだった。