私が思うに。





価値観は 例え何十年と連れ添った夫婦でも家族でも 違うのは当たり前。

それは 一人として同じ人がいないのと一緒。











先日 病気になった。

検査の結果 入院するか聞かれたが 毎日点滴に通うことにした。

しゃべるのも辛いくらいなので 長く話せない。

家のこともできないし 自分のことも息子のこともできない。

ということで 田舎から夫のお母さんに来てもらって2週間お世話になった。















ホントに助かった。

息子の面倒もみてくれた。

ありがたい…





けれど 毎日すごしていると お互いの考え方や価値観の違いが浮き彫りになる。

衝突しやしくなる。

たとえば お魚のトレイ。

スーパーでお魚お肉を買うと トレイにのっているが それをスーパーで回収している。

ウチの地域でも スーパーで回収しているが プラスチックゴミに出せば資源ゴミとして処理するので 家で出そうが スーパーに出そうが一緒。

お義母さんの地域では燃えるゴミで出すそうだ。

だから スーパーに持っていくらしい。

私も以前はそうしていたけど 調べてみたら 軽く洗ってプラスチックゴミで出せば 資源ゴミで再利用されると書いてあった。

なので ゴミ分別が一つでも手間にならない方がいいと思って そうするようになった。






それが 何度説明しても お義母さんは納得できないらしく 別にしてとっておいてスーパーに持っていきたいらしい。

「資源ゴミだからリサイクルされる」っていうのが 「ゴミとして捨ててしまう」というふうに捉えてしまうようだ。

お義母さんも もう70歳。

70年生きてきて獲得してきた知恵も教養もたくさんある。

私もそこまで生きてないけど それなりの価値観はある。

ここは私の家だし だけど手伝いにきてもらってるし。

いろいろ思ったけれど。

結局 説明も面倒になったし 考え方が違うので衝突してもつまらないと思って 好きにさせていた。






いいよ お義母さんがそう思うなら 別にして袋にでも入れておいて  今度スーパーに行ったときに持っていこう。

そう言った。

けれど お義母さんは最終的には 私の言うとおりプラスチックゴミの箱の中に入れてくれていた。

本当に優しい人で 悪気は全くないのだ。











それから なかなか良くならない私は 夫の実家にきて静養している。

ゴールデンウィークは 静養で終わってしまいそうだ。






何にもしなくていい 何にも。

そう言ってもらえて 本当に助かっている。







衝突しても つまらない。

ただ そこに個人の価値観の自由があるだけだ。










ご利用ありがとうございました。