さて 転換がはかれたところで 依頼者の力が沸いてきたようです
視点を変えたところから この事柄に対する依頼者の本心を 一緒に探っていきます。
私:「では 今度 同じ状況になったとき 子供に何と言いますか」
依:「とりあえず お母さんは保育園に行ってほしいけど 休みたいなら休んでいいって言う」
私:「そこで なんで保育園に行ってほしいのって聞かれたら なんて答えますか」
依:「そこなんだよね…」
私:「大丈夫 考え方のクセだから 絶対に直せる
そのときの本当の感情を子供に言えばいいだけ」
依:「お母さんが助かるからって言う」
私:「ちょっと待って
それは本当の本音かな 頭で考えてないかな
そこに これっぽっちもあったかい気持ちはないのかな」
依:「あったかくないね
保育園に行ったら楽しいのに お友達と遊べるのに」
私:「あったかくないけど
子供を思う気持ちはありますね
どうですか
本当の本音で 子供のことを これっぽっちも考えてないですか
子供のことを本当に これっぽっちも考えませんでしたか」
依:「それもあるかも…
思ってないわけないのに…」
私:「そう それです
そのとき置き去りにされた あなたの気持ちです
子供のこと これっぽっちも考えてないわけないじゃないですか
じゃなかったら 子供が号泣したときに失敗したって思うわけないじゃないですか
もっともっと感じてください
もっともっと感情を出しましょう 出しきって
子供を思ってないわけないでしょう
もうそんなふうに自分を責めるの止めましょう
ちゃんと あなたは子供のことを思ってるじゃないですか」
見つけた依頼者の本音を たて続けに 私は言った。
出しきって感じきるために。
こちらの方向へ感じる方がいいと 依頼者が本当には思っていることを本人が心底分かるために。
依頼者は 声をあげて泣いていました。
そうです。
自分を責めるの止めましょう。
そして 自分の本音に沿って 話して行動しましょう。
ご利用ありがとうございました。