介護の仕事を始めて かれこれ約20年。

常々 思っていたのが 命を削って働いているな ということ。

(これは 私個人の場合なので 他の介護をしていらっしゃる方のことは分かりません)










夜勤は 月5回以上。

年に60回以上。

単純計算で 一年に 2ヶ月夜寝ていない。

休憩や仮眠の時間も ほとんど取れなかった。

取れる日も 今すぐ寝れるかと言われれば 頭が冴えているので 全く眠れない。

日頃の業務も 分刻みでビッシリ決まっているのと ナースコール対応などで PCでの作業・記録作業ができない。

それをこなすために 夜勤の空き時間を使ったり 残業をすることになってしまう。









精神的にも 毎日 精神力を試されてるのかと思うくらい きつかった。

元々 精神疾患や認知症を患っている人が ほとんどで 家族間トラブル抱えている人も多かったので 本当に辛かった。

そこらへんは 私の資質と考え方・捉え方の問題もあると思うけれど 利用者はいつも必死で訴えてくるので ついつい必死で応えてしまう。

本当に その部分では 私はずっと未熟だったと思う。

「どうしたらいいの どうなっちゃうの」と夜中に泣き続ける利用者に一時間以上背中を擦りながら寄り添うこともあった。







ただ 今思うことは 大変だったけど やりがいや手応えは充分あって ものすごく楽しくて 幸せだった。

私を頼りにして 私だけに不満をいう利用者もいた。

向いていなかったかもしれないけれど 本当に楽しかった。

介護をしていて 結果的に 私は人として成長したと思う。

感謝が絶えない。

ありがとうございました。