(映画ネタバレ注意)ピアノフォルテ
ショパン国際ピアノコンクールの裏にある、先生と生徒の人間模様にスポットを当てたドキュメンタリー映画です、私はとても興味があったのですが爆睡している人もいました笑

子供の頃にピアノを習いはじめたハオはショパン国際ピアノコンクールに出場するほどになりました、なんとこの期間に教えてもらった先生はたったの1人です子供の頃のピアノの先生にずっとです、ハオ本人の才能や努力もありますが先生の指導も大きいと思いました

先生は生徒の前に出過ぎることなく対等にそして後ろからも生徒をよく見ています、後ろで見ている時の先生は普段ハオに見せる笑顔とは想像もつかない真剣な目をしています、ピアノを教えるただそれだけでなくその目はしっかりとハオ自身も見ていました、先生は決してピアノで晴れやかな実績があるわけではありません、それが今では自分の人生を賭けて真剣にハオと向き合っています「ピアノのお母さん」そう言わしめるまでになったのには先生の人を一歩後ろから見る目がありました


子供は親をよく知っています、それは親を一歩後ろからいつも見ているからです、生徒といい人間関係を築こうとする先生はピアノを教えるだけでなくどんな子供なのかをよく見ています、そして一歩後ろから見て毎日人間関係を修正していますこれをハオが子供の頃から今も続けているから人間関係が良好なのでした、先生が人間関係を調整してくれるのでハオはピアノに全力投球できましたハオは真面目すぎるくらい真面目で嘘や裏切りが大っ嫌いの仲間意識の強い子供です、だから先生もハオだけに全力投球して仲間意識を大事にして常に側にいてコミニュケーションを取っています、それがショパン国際ピアノコンクールに2大会連続で先生と出場するという大きな原動力になりました


もちろんこれはハオに対してのやり方であって他の人では違います、例えば一人の時間が大切な人に過度にコミニュケーションを取れば相手を疲弊させてしまいます、あえて離れるそして離れすぎないという繊細さが求められてハオの時とは違う指導方法に日々見て修正して変えていかなくてはなりません、人が違えば指導方法も全て違いますこうであるという決めつけはなく、毎日見て勉強して変えていかなくてはなりませんそれくらい人間関係を築くのは難しくなかなかできることではありません、それを毎日やっている先生に出会えたことがハオにとっての人生の宝かも知れません賞を取れなくてもハオはその事に気付いています、すごい先生ですいい先生に巡り会えてよかったなと思います


これとは対照的な最悪の指導者と生徒の人間関係がエバアというとても優秀な女の子でした、努力家で明るくみんなが休んでいる時も人一倍努力している姿が印象的でした

エバアは最高の指導者から厳しい指導を受けます、彼女にとってその先に栄光があるなら我慢できました、野心があり絶対に賞を取りたいと思っていたからです、仲間意識を尊重するハオとは違い悪い言い方ですが結果を出すためならなんでもやるという程の努力家です、しかしそんな彼女にとって言ってはならないことを指導者が三度も言ってしまいます「寝ている」と、あんなに努力している彼女を一番間近で見ている指導者が誰よりも努力していることを知らないはずがありません、その指導者は自分の指導で上手く弾けない彼女に苛立ちボソッと悪意を持った嫌味を言ったのです彼女は一瞬顔を背けましたがまた前を向きました、今度ははっきりとした口調で指導者は「寝ている」と公然と人前で辱めました、彼女は口をへの字にして悔しさと涙を飲んでいました、そして指導者は三度目「この子は寝ているから起きなさい」とおどけまじりに周囲に触れ散らかしました、人から認められたい彼女は大きく傷付きました、彼女は直立不動で後ろ手に髪をいじって耐えましたがついに張り詰めていたものが切れてしまったようでした本当に見ていて悲しく可哀想でした、当の指導者は彼女に構うことなく人と話をはじめて悠々と去っていきました、自分のやり方しかできない不器用な指導者です生徒がダメになったら容赦なく切り捨てて事前に釘を刺し自分のキャリアに傷がつくのを防ぎます、どっちに転んでもいいように予め寝ていると切り捨てておけば、賞を取れなくても生徒に責任転換できるのです、賞を取れたら勿論自分の功績にします、人間関係以前に人として最悪の指導者で恐怖を覚えます

寝ているという言葉は彼女にとって怠け者と同じ意味を持ちます、賞を取りたいと努力してきた彼女が一番言われたくない大嫌いな言葉です、努力して結果を出さないといけない結果を出すためなら努力を続けて惜しまない、努力と結果はセットでそれが彼女の原動力でしたが寝ている怠けていると言われてしまいました、その後彼女は明らかにイライラしてきて心のバランスが崩れたのかピアノを弾く大事な手が震え出してしまいます、結果は無償、トイレに入り泣きながら指導者と電話する彼女が可哀想すぎます、あろうことか指導者は私の指導を受けれて幸せだと言ってくれと彼女にいいましたが、彼女はいいませんでした最後の最後まで自分本位で意地悪な指導者です、もしこれがハオの先生なら彼女の聖域である努力と結果には絶対に踏み込まなかったと思います、慰めはもちろんたとえ褒め言葉であっても避けなければならない彼女だけの聖域を汚したりはしません、ハオの光とエバアの闇、先生と生徒のそれぞれの人間模様にスポットを当てた本当にあったドキュメンタリーの映画です



今日のありがとう

梅の花が咲きはじめました雪もまだ残っています、ありがとう梅の花の富士山バリアを心の中でしました


ありがとうは正の力、負の力に負けてはいけません