◎日曜お昼に失礼しますがこのブログで前から書いているコロナウイルス感染拡大での反ワクチンノーマスク派の市民運動家のある女性(私と面識がある)のSNS上での投稿で引用ですが、立憲民主党の川田龍平参院議員の厚生労働省との折衝の動画があって、そこでは川田議員はコロナワクチンの効果を全否定していますがそういう事実はないです。但しこれからのレプリコンワクチンについての評価は私も留保します。まだ接種が始まっていないので。

 各国とも感染者数の集計を昨年春に止めているのでそれまでの結果ですが、コロナワクチン接種率の高い日本では感染者死者数は約7万人(現在では約10万人)で接種率の低いアメリカは約110万人でイギリスとフランスでは約20万人です。日本の人口の約3倍のアメリカで感染死者数が多いのは当然ですが、それにしてもでは。イギリスとフランスの人口は日本の約半分ですが感染死者数は約3倍です。やはりコロナワクチン接種の効果があったと見るのが自然では(加えて日本ではマスク着用率の高さと緊急事態宣言時での「ステイホーム」と消毒・手洗いの徹底で)。

 やはりこれは川田議員は薬害エイズ事件の被害者で医薬品自体になるべく反対せねばと思っているのでは。前にも書きましたが薬害が川田議員の既得権益になっています。川田議員は現状はコロナワクチンは安全であると言明すると薬害エイズ事件以来の支持者が離れていくのを恐れているのでは。国会議員にとって支持者を失うことほど恐いものはないです。

 そもそも被害者だからと言ってその分野の専門家なのでしょうか。川田議員は医学の専門家なのでしょうか。ワクチンの詳細な評価ができるのでしょうか。

 私が他にも感じているのは例えば交通死亡事故被害者遺族で交通事故防止に言及している人がいますが、でも被害者自身ならともかく事故現場にさえいなかった遺族に交通事故防止の名案があるとは思えません。それでどうしてもドライバーへの厳罰化を求めて終わっています。でも厳罰化で交通事故は減っているでしょうか(減っていると言えなくもないが、十分とは言えない)。

 それよりも特に飲酒運転や暴走運転をしたドライバー自身への聞き取り調査をしてその心理を知りたいです。飲酒運転や暴走運転でドライバー自身の身を危うくするのにどうしてそういうことをしたのかと。そうすれば例えば飲酒をしたのなら気軽に交替のドライバーがいる体制を作るとか一定以上のスピードが出ないクルマを製造や道路を設定するとかいろいろ対策はあるのでは(AIなどで制御できるはずでなぜやらないのか疑問だが)。なぜか交通事故被害者遺族もそういう要望を自動車会社にあまりしないのか不思議ですが。被害者遺族も加害者のドライバーへの厳罰化が自己目的化していないでしょうか。

 川田議員も少なくとも今までのコロナワクチン接種の効果がなかったと虚偽の事実を述べるに至ったのは薬害が既得権益になっているからで、これでは前記の交通事故問題と同じく被害者の立場を抜け切れていないです。大事なのは交通事故を減らすことでドライバーへの厳罰化は二の次にすべきで医薬品でもまず安全に効果が出ることが重要で証拠もないのに薬害だ、ではワクチン接種を躊躇う人が出て来て特に開発途上国では衛生状態が悪く感染症が流行でまだまだワクチン接種が足りないので有害無益です。ぜひ川田議員には医薬品・ワクチンの薬害だけではなく病気予防の効果の両方の側面を見てほしいです。

 ではまた。